こんちゃー、ロタールです。
今回はAmazonプライムで「第9地区」を見ました。
幼い頃の僕にエビに対しての恐怖を植えつけた作品です。
ドキュメンタリー形式で語られる男の物語
まるでドキュメンタリーのような語り口で始まるこの映画。
「エビ」と呼ばれる宇宙人が日常の一部となっている世界でのお話。
簡単にあらすじを説明しますと、
20年前、南アフリカはヨハネスブルグに巨大な宇宙船が現れた。しかし上空で静止した宇宙船からは何の反応もなく、人類は意を決して船内調査を決行。するとそこには衰弱したエイリアンの集団がいた。現在、保護された「エビ」と呼ばれるエイリアンたちはスラムに居住し、彼らの生活する地域は「第9地区」と呼ばれた。政府はエイリアンの大規模な強制移住を決定し、主人公のヴィカスはプロジェクトリーダーに選ばれる。ヴィカスはエイリアンたちに強制移住を説明する最中、誤って謎の液体を顔に噴射してしまう。それが原因で彼の体はエイリアンへの変態を始めてしまう。
――といった感じです。
幸福な人生を送っていたはずの彼はここから一転。世界中から化物として注目されることになります。
ドキュメンタリー形式で段々とエイリアンに姿が変わっていくヴィカスの苦悩が丁寧に描かれていました。
じわじわと変わっていくのが淡々と表現されます。恐怖を表現しようとするホラー映画よりも下手したら怖い演出。怪我をした腕の包帯を外したらエイリアンの腕になっていたシーンなんてトラウマになりかねないですからね。
っていうか実際に幼い頃の僕のトラウマになってます笑
もしかしたら甲殻類アレルギーを患ったのはこの映画のせいかもしれません笑
クリストファーとの奇妙な友情
物語中盤、ヴィカスは彼がエイリアンに変身する原因となった液体を作ったエイリアンであるクリストファーと出会います。
クリストファーはヴィカスを元に戻せると主張。しかしそのためにはヴィカスを変身させた液体が必要とのこと。
それを手に入れるためにヴィカスは一時的にクリストファーと協力します。ここで生まれた奇妙な友情が最後にちょっぴり感動を生むのですが……
それは自分の目で確かめてみてください!
もう10年前の映画なのにCGも違和感がないし、エイリアンが日常に溶け込んでいる世界を平然とある物かのように表現しています。
10年後の地球のどっかにそういう地域があると言われていも違和感がなさそうな描写です。
それだけでも十分見る価値はあると思います。
ただ、ちょっとグロいので注意です!