今年の2月頃に旅行に行った時の話。
とある青髪の毒舌VOICEROIDの動画のせいで秘境駅というものに興味を持った僕は、大阪から福岡への帰りに秘境駅に行ってみることにした。
その名も「備後落合駅」
広島の山奥にひっそりと佇む秘境駅だ。
なんか駅の詳細についてはこちらの動画を見てもらいたい。
とりまほとんど人の来ない山奥の駅ということだ。
朝、大阪を出た僕は新幹線でとりま岡山まで。
そっからローカル線に乗って2時間ちょい。まずは芸備線の始まりである新見まで。
時間あったから周りをちょっと散策したけど、この時点でだいぶ田舎よね。2月とはいえ雪が残ってるのは田舎って感じ。いや、日本海側ってのもあるんだろうけど、大阪には全く雪がなかったのもあって「田舎じゃん」って感想が出てくる。
ここから芸備線に乗って1時間ほど。終点の駅が「備後落合駅」だ。
時間も午後2時ということもあって普段使いしてそうな老人方がいたけど、段々と降りていって備後落合に着く頃には1両の電車の中に乗客は3人。
見た感じ他2人も僕と同じ目的のようだ。備後落合駅に着く1つ前の駅で駅員が「どちらに行かれますか?」と尋ねて来た。
なんか備後落合から出てる3つのルートのうち1つが雪で使えなくなっているらしい。それで、そっちを使う予定なら使えないし、この便の折り返しに乗らなかったら駅に置いてかれることになるから聞いてきたらしい。
雪で使えんくなってるのがまずおもろいし、午後3時の折り返しが終わったら1日取り残されるのがまさに秘境駅ってカンジ。
僕の行く方のルートは問題なさそうなので、助かった。グーグルに運休してるって情報もなかったので、みんなも秘境駅に行く時は気をつけよう。
というわけで到着。
周り一面雪。一昨年の冬に山形に行った時のことを思い出す雪景色だ。中国地方でもこんな雪を見ることができると知らなかったから感激。
いやはやマジでこれが秘境駅なんやね。静かで大自然を感じさせるのに僕が立っているのは人工物の上。この違和感と自然の圧倒感が醍醐味なのかも。僕以外の乗客2人も写真撮ったりなんだりしてた。やっぱ目的は同じか。
ここから備後庄原の方に行くのに乗ったんだけど、驚いたのは、30分も行くともう雪が積もってなかったこと。よくある日本の山奥の絶景になった。
なんかそんなあっという間に雪が無くなると、あの駅が特別なものって感じてしまう。
時間はかかるし金もかかるけど、それに見合った楽しい時間だったと思う。忙しない毎日とは違って半強制的にのんびりした時間を過ごすことになるから、なんか色んなものをほっぽりたい時にはめっちゃ良いかもしれん。秘境駅、また行ってみたいね。