先日、海沿いをドライブしていた時に、奇妙な立地に公園を見つけた。
海岸沿いを走る道路の山側に駐車場とトイレ。そして、そこが管理されていることを証明するような看板……
ついこの間、偶然立寄った神社でいいものを見たこともあり、僕はその公園に興味を持った。
稲荷の記事張りつけ
ちなみにこれはその神社の記事。
バイクを止めて立ち寄る。その公園は「長垂公園」という名前らしい。福岡市西区の海岸線にある公園で、パッと見は公園と言うより山。
入口にこんなカンバンがあった。どうやら珍しい岩脈がここにはあって、それを保護するために公園にしているという内容。
ちょっと歩くと全体マップがあったが、どうやらこの近隣の山全体が公園になっているようだ。
ちょっと行くと展望台と観音様があるらしいので、行ってみることに。
道中はこんな感じ。これでもまだ整備されている方で、観音様への道はほとんどけもの道になっている。普通に軽く登山だ。くるぶし丸出しの靴下で来たことを少し後悔する。蛇とかいたら絶対噛まれる、警戒しなければ。
しばらく昇っていると、開けた場所に出た。
どうやらここが展望台のよう。博多湾から糸島半島までを一望できると言いたいところだけど、木々が邪魔でそこまではいかない。
ほとんど海。でもこれは晴れてる時なら絶景だろう。あとはこの下を走っている電車が見えればかなり良さげだったろうに……ちょっと勿体ない。
ある程度景色を堪能して、次は観音様の元へ。
またもや山道を歩く。2回くらいクモの巣に引っかかった。絶対しばらく誰もきてないでしょ、ここ。
道中、奇妙な電柱を発見。山の中にあるのはかなり異質である。比較的綺麗なので、多分未だに電気が通っているのだろう。
山中の観音様。なんというか神秘的。お賽銭箱みたいなのがあったけど、錆びて中身が見えていた。絶対しばらく誰も来てない。
作法とかよく分からないけど、とりあえず手だけ合わせとく。挨拶がてらということで。
この後は山を下ってフィニッシュ。
いやー、普通に軽い登山だった。ちゃんとした靴を履いてきてよかった。
この忘れ去られた観音様はいつからあるのだろうか。周りとは隔離された神秘的な空間がそこにはあった。