最近ツイッターでよく「ぼっち・ざ・ろっく」というアニメが流れてくる。今季の最初はもうチェンソーマン一択。たまにBLEACHとスパイ・ファミリーだったのに、今はぼっち・ざ・ろっくが一番流れてくる。
まぁそんなしょっちゅう流れてくると気にはなってくる。きらら漫画原作らしいし、まぁ多分見たら面白いんやろなぁ、と思った。
ちなみに僕がこれまでにハマったきららアニメは「まちカドまぞく」「ご注文はうさぎですか?」あたり。たまになんも考えずに見るのがいいんだよな。
んで、ある寝れない夜にそのことを思い出した僕はアマプラで「ぼっち・ざ・ろっく」を見てみた。6話まで一気見。
――――んおー。いや、これは。……うん。……面白い。
いや、面白いんだけど……同時に刺さるなー、とも。これコミュ障の人にはかなり思い当たる点が多いんじゃないの?っていう描写がおおい。
僕は「あー、あるよね。そういうの」くらいで受け止められたけど、過去のトラウマえぐられる人もいるんじゃなかろうか?でも、その描写が面白いんだよね。
主人公のぼっちちゃんこと後藤ひとりがぼっちゆえの空回りをしちゃうことが多いんだけど、それに対する周りの反応がなんかリアルで……優しいんだけど、なんかリアルな優しさだよね。腫物触るようなじゃなくて、それも個性として受け入れて楽しんでるような。そういう描写が心地いいんだと思う。
それに、このアニメで面白いのは何もぼっちちゃんの空回り具合だけじゃない。物語の中で、これまで友人1人もいなかったぼっちちゃんがちょっとずつコミュニケーションの面やバンドとしての成長を得ていく。
あとライブの時の映像もかなり良い。ヌルヌル動く。ここだけアニメーション力入りすぎ!!ここだけでも一見の価値あるよ。ただ可愛い女の子のキャッキャウフフを見るだけのアニメじゃないよ、これ。クオリティえぐいわ。
ぼっちとバンド、相反する2つの要素でここまで面白く見せるのすごいわ。普通に構成したら要素が食い合って何とも言えない感じになりそうなもんなのに……まじで原作もすごいんやろけど、アニメスタッフの愛も感じるね。
あと、地味にスタッフのこだわりを感じるのはOPとEDのクレジット。劇中バンドである「結束バンド」が歌ってんだけど、こういうのって大抵「結束バンド ○○CV.ほにゃらら~~」みたいなのあるじゃん。あれがないんだよね。音楽のタイトルの下に「結束バンド」とだけあるの。なーんかいいよねこれ、劇中のバンドの実在性増したみたいで。こーいうとこでスタッフの愛感じるわぁ。
もうこっからが楽しみでしゃーないね。なんと8話ではタイトル回収あるみたいだし、神回予想。
――改めて書いたものを読み返すと僕のオタクの部分が出てて笑っちゃうな……