福岡から関東に引っ越してきてもうすぐひと月になる。色々とトラブルはあるものの、だんだんとこちらでの生活にも馴染んで来た頃、ある請求書が届いた。
それは電気代の請求書であり、それが届くのはまぁ大したことでは無い。当たり前やんな。問題はその金額である。
3月7日から22日で、2367円。
この金額を見て、みんなはどう思うのだろうか?少なくともぼくは安くね?!と思った。
九州より関東の方が電気代高くなると聞いていたので身構えていたが……あまりにも安すぎる気がする。エアコン壊れて使っていなかったことを差し引いても安い。
僕はすぐさま前の家で契約していた電気会社の明細を確認する。
2月9日から3月8日までで9736円。
う、うーん?高い気がするがしっくり来ない。ので、1Kwhあたりの金額を確認。
今:24.6円
前:48.3円
倍近く違うじゃないか!
国による値引きは2月分から入っているはずなので、それが原因ではない。明らかに安くなっている……というか前が高すぎる。
ぼくはその理由に心当たりがあった。前の家では新電力と契約していたのだ。
新電力とは、簡単に言えば2016年の電力自由化に伴って現れた、新規参入の電気小売会社のことだ。
約3年前、一人暮らしを始めた頃に「電気料金安くなります!高くはなりません」という甘言につられて僕は新電力と契約してしまった。
それから安くなっていると疑わずにいたが、さすがにこれはカモられていたと考えるべきだろう。
ちなみに先月の九州電力の電気料金を確認したら、1Kwhあたり23.06円だった。確かに東電よりちょっと安いね。んで明らかに新電力が高いね。
まー……いくらパソコンを常時つけっぱにしてるとしても月18000円とかあったしなぁ……えぐいよな。それが初めての一人暮らしだったもんで、「そんなもんだろ」と疑うこともしなかった……3年前の僕の情弱ぶりがよく現れている。
どこの会社かは今回は伏せるが、今回のことから僕が学ぶのは「きちんと数字を確認しよう」ということだ。これほどの電気料金の違いは九州電力の電気料金と、新電力のそれを1度でも比べていたらわかったことだろう。
とりあえず、今回は新電力にまんまとカモられていたということらしいので、これからは大手と契約することにする。