アキバってのはオタクの聖地で、オタクにとっては特に何もなくても楽しい場所だ。
それだけにオタクのオフ会はアキバが多い(主観強め)特に僕が遊んでるVRCHATには、秋葉原のHUBというバー的な場所でオフ会をするという謎の慣習がある。
そういうこともあり、出先でこのまま帰るのも勿体ないなーって時はとりあえずアキバに行く。それをTwitterでつぶやくとどこからともなくVRCHATのフレンドが現れる。
というわけで仲のいいVRCHATのフレンドはアキバで集合。ちょっとフレンドの買い物に付き合ってから秋HUB行こうかという予定になった。
ヨドバシ行って、ゲーセン行って、ある程度買い物が終わって秋HUB行こうかとなる。
秋HUBはビルの中にあるのだけど、そこはHUB以外にもいくつか飲食店があった。その中のひとつ、てんぷらのお店があった。
「あ、てんぷら食べたい」
僕はついそう呟いた。
「てんぷらぁー?……あり」
フレンドはそう答える。
この直前までHUBでお酒飲みながら適当にご飯食べるかーって予定だったんだけど、そんなの全部吹っ飛んだ。
てんぷらだろ、てんぷら。絶対うまいじゃん。もう舌がてんぷらだよ(?)
ということで秋HUB目の前のてんぷら屋さんへ。結構空いていて、老夫婦が切り盛りするお店のようだった。
僕はてんぷら定食、フレンドは天丼を注文。
そんで他にもなんか気になるメニューが貼ってあった。それ「なめろうの天ぷら」
なめろうは分かるけど、それがてんぷら?気になるのでこれも注文。
待っている間、厨房からは油の揚げる音が響く。いいね、福岡の天ぷら有名店「ひらお」を思い出しちゃうな。
こちらがてんぷら定食。
……うん。これなんだよな。求めていた天ぷらだよ。
天つゆにつけていただく。頬張った瞬間に感じるサクッとした食感。つい口角があがり、ニヤケてしまう。
バリバリ美味い!
それはフレンドも同じようで、笑顔になっていた。
ちなみに僕は甲殻類アレルギーなので海老ちゃんはフレンドに食べてもらった。かき揚げも海老ちゃんいたから食べてもらった。かき揚げ美味しそうだから食べたかったけど、アレルギーだからしょうがない。
そんでご飯はオカワリ無料。男の子には嬉しいサービス。
食べてる時にチラリと厨房を見ると、店主のおじいちゃんが微笑んでくれた。恐らくなめろう天を揚げているのだろう。なめろう天は時間かかるっぽい。
あらかた食べ終わった頃に、なめろう天がついにやってきた。
……こっ、こんなの絶対うまいじゃないですか。
「なめろう、味噌で味ついてますからそのままどうぞ」と言われたのでそのままぱくり。
……まずね、なめろうってそれ自体が美味しいのな。そんでその食感に相対するようなサクサクの衣だろ?そのコンビネーションが決まってすぐ、大葉の香りがやってくるだろ?
はい、美味しいです。ご飯が進みます!
これは絶品。結局ご飯3杯食べちゃったからね!
食べ終わってお会計の時も店主のおじいちゃんが微笑んでた。彼の微笑は職人が喜ぶ客見てフフってなるやつだと思う。良い。これ見るために来てもいい迄ある。
食べ終わったあとは、このまま帰ると胃もたれしそうだったので、秋HUBで一杯。
とても美味しかったからまた行こ。どうせアキバはそれなりに来るだろうし。