lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

雨の日はお散歩したくなる

*1

雨の日は基本的に好きじゃない。特に通勤の日なんて気が滅入って仕方ない。

しかしそれでも雨の日が嬉しい時もある。

暖かい季節の風はあまり強くない、土砂降りの日。こういう日は少し嬉しくなってしまう。

 

僕は雨の日に散歩するのが好きなのである。

ここまでなら共感してくれる人もいるかもだけど、傘をささずにびしょ濡れになって散歩するのが好きだ。

 

ここで違和感を持つ人も多いと思う。僕はさらに裸足で散歩するのが好きだ。水溜まりをビシャビシャやるのがなんだか楽しい。

 

ここまで行くと分かってくれる人は少ないかもしれない。ただ昔からこれが好きで、暖かい時期の大雨はついテンションが上がってしまう。

 

5月に入ってしばらくした頃、大雨の日があった。

僕はつい散歩がしたくなる。最近は暖かくなってきたし、行けるんじゃないかな?と思った。

 

仕事も終わって、ご飯を食べる。読書をして落ち着いたところで、窓を空けて外を見てみる。

いい感じに土砂降りの雨。いいね、ちょうどいいお散歩日和だ。

 

部屋着のまま、スマホも財布も置いて玄関を出る。もちろん裸足。帰ってきたらすぐシャワーを浴びれるように準備もしておく。

 

外は雨降り、真っ暗な夜。

ザーザー降りの音と、水溜まりをふむ自分の足音。全く濡れていなかった服がみるみるうちに濡れていく。歩いているうちに服が肌に貼り着くくらいにびしょびしょになる。

 

これが気持ちいいのだ。

足だけは靴履いてびしょびしょになると気持ち悪いから裸足。コンクリートが粗いところでは足が痛いけど、それを加味しても気持ちよさが勝つ。

 

こういう話すると「え?全裸で散歩するの?露出狂?」って言われることあるけど、そいつらは分かってない。全裸はただ寒いだけだしそもそも犯罪!エッチなのは死刑!

 

白線の上は歩いてもそこまで痛くないので、白線に沿って歩く。強い風が吹く。うぅ、まだ風があると寒いなぁ。

大通りに出ると、スーツ姿の男性が歩いていた。どうやら仕事終わり。傘が壊れていて僕と同じようにびしょびしょになっている。

うん。そういう人がいるなら足元さえ見られなければ変な人とは思われないだろう。

 

人がいない住宅街の道路で大の字になって寝てみる。もちろん真ん中じゃなくってすみっコの方。

背中にじっとりと染み込む水溜まり。お腹に降りかかる雨。

目を瞑ると聞こえるのは雨の音。鼻から息を吸うと雨の匂いがする。

ずっとこのままでいたいけど、誰かに見られたら心配されかねない。10秒度横たわってから起き上がる。

 

お家に帰ってきて、玄関で服を脱いでそのままシャワーを浴びる。温かい水を頭から浴びる。

僕はこの瞬間も好きだ。芯まで冷えた体が溶かされていくような感覚。ここまで含めて雨の日の散歩が好きだ。

 

 

*1:今回の行為は推奨されるものではありません。危ないのでマネしないでください