江ノ島内での観光を済ませ、橋を渡って陸地側に戻ってくる。
さて、これから行くのは新・江ノ島水族館。確かクラゲが有名な水族館だったよね?遠い大昔、小学1年生くらいのころに来たことがあるらしいけど正直記憶はない。新鮮な気持ちで水族館を楽しむ所存である。
入場料は強気の2800円。水族館の金額としてはかなり高いと思う。までもその分ボリュームがすごいということなのだろうか……?閉館時間が17時で、入ったのが16時前とかなのですべては回れない気がするけど……まぁ楽しめる分だけ楽しむとしよう。
最初に現れたのは相模湾の魚たち。んまぁ日本人なら馴染みの深いおさかなばかりだ。
個人的に面白かったのは最初の水槽で、定期的に疑似的な波が来て、水が泡立っていた。
上のふぐはその波の中でも堂々としていた。なんとも豪胆な奴である。
次はエイ。壁際に泳いできて顔を見せてくれることが多いんだけど、それはここでも同様。水面間際まで上がってきてくれたことでなんか迫力のある写真になった。
小さな水槽の中にいたヒトデ。写真でもその躍動は伝わると思うが、間近で動いているのを見ると中々に気持ち悪い。こいつらも貼りついて動かないイメージあるんだけど、ここではかなり活発に動いていた。水草の上を這いまわる。
水族館のお魚は一般のイメージと違うことも少なくない。その象徴的なお魚がハリセンボンだろう。ハリセンボンは膨らんだ姿が有名だが、それは威嚇している姿。平常時はもちろん膨らむことはなく、このように萎んでいる。これはこれで可愛い。
これは同じ水槽の写真なんだけど、ISO感度やらシャッタースピードを変えると全然違うものになる。中々面白いよね。カメラ使ってて思ったんだけど、水族館って全体的に暗いから、暗所性能が高くないといい写真を撮るのが難しいね。
ちなみにこの水槽はシラスが成長過程毎に分けられて展示されていたのだけど、2週間とかでサイズ倍くらいになってた。これを継続的に展示しているのすごいよね。数日でサイズ変わるなら展示も細かに変えなきゃいけないだろうし。
水族館の見物である大水槽。群れで泳ぐ魚はこれ以外では中々見れないよね。この水槽が特に好きで、なん十分でも眺めていられる。水族館象徴となる施設だよね。
今どきはたいていどこの水族館でもクラゲコーナーはあるものだけど、ここのは一際デカかった。その中でも特に僕が感動したのはこのクラゲ。ずっと逆さで上がったり下がったりしている。長い触手同士で絡まらないのかな?と思ってよく見たら絡まっているやつもいた。
これはなんか高級感のある家にインテリアとしてありそうなクラゲボール。可愛い。
こんな風にオシャレに傾倒した展示もありつつ、クラゲの展示は結構マジだった。豆粒サイズのクラゲが無数に展示されており、その中には「この水族館で発見された新種です!」なるものも。小さいクラゲはカメラに納めるのも難しく、肉眼でもちゃんと見えないのもいた。
2階のコーナーに居たペンギン。フンボルトペンギンだっけ?各水族館によくいるイメージ。ほかにも海獣がいっぱい居たのだけど、閉館時間が迫っておりペンギンしか見ることができなかった。までも個人的にはお魚をしっかり見れたので満足である。
正味、2800円はちょっと高いと思う。展示数だけでいえばちょっとぼったくりまである。
しかし、クラゲのみに注力するならば、数多くの新たな発見を生み出している水族館である。その学術的成果への支援のための金額とするならば、許せてしまう金額かな。
江ノ島という立地もあるし、江ノ島観光のついでとしては満点だったと思う。