街中迎合身代不動尊【名古屋旅行記4】
GWの真っ只中に食べ歩く、大須。東京ほどではないが流石に人に溢れており、歩き進むのにも時間がかかる。

商店街は盛況。このクソデカ商店街はエリアごとにある程度ジャンル分けがされている。名古屋飯、海外飯、古着などなど。何となく並ぶ店を見ていると傾向がわかる。
この時僕らがいたのは、いわば町の商業施設のような、そんな近場に住んでいる人たちが使いそうなエリア。ゲーセンなどが立ち並ぶ、多少大きな商店街なら大抵あるエリアである。もちろん食べ歩きできそうな店もいくつかあるが、ここはそのメインではない。さっさと抜けて食べ歩きゾーンに行こうと思っていたのだが……

そんな商店街に突如として現れたのは寺。商店街に馴染み、違和感のない佇まいであるそれは、しっかり見れば見るほど寺社仏閣である。
あまりに馴染みすぎていて「……そういうコンセプトのコンカフェ?」と不敬なことを考えるくらいには、それは何某かを祀る場所のように見えなかった。
ほえー、すげーなんて言いながらスルーしようとしたが、寺社であることを気づいてしまったからには頂戴しなくてはならない。そう、御朱印を!もうそろそろ御朱印が一冊埋まりそうだし、何よりもここまで興味深い寺社にはそうそう出会えない。この偶然の出会いを無碍にはできない。
友人たちが目の前の露天でレモンスカッシュを購入しているうちに、御朱印を貰い受けることにした。

外からは分からなかったが、境内には大量の提灯。現代風の柱なのに敷居を潜ると雰囲気が変わる。御朱印を貰い受ける前にまずは挨拶だ。

と、お参りする前に説明書きを発見。なるほど、不動尊ですか……僕、お不動さんの真言、諳んじられますよ。
どうやら織田家ゆかりの寺社らしく、そのゆかりが所狭しと記載されていた。身代わり地蔵ならよく聞くけれど、不動尊は初めてである。身代わりにするにはあまりにも強すぎるだろ。
お寺の名前は万松寺というらしい。
賽銭、鈴を鳴らし、二礼、二拍手、一礼。どこ行ってもとりあえずの作法である。特に身代わりになって欲しいこともないので、とりあえず挨拶しておく。
続いて社務所へ。なんか御朱印のバラエティがすごくて、10種類くらいあった。少し悩んだけどこういう時は、ベーシックなものに限る。
直筆してもらえるタイプだったのでしばらく待つ。この間に説明書きとかを見るのが結構好き。
こちらが本日の御朱印。いっぱい書き込んであってなんかカッコいい。よく見ると、「織田」という文字が入っている。本殿をバックに御朱印の写真を撮るのが最近お気に入りの構図だ。
ふむふむ満足。偶然巡り会った興味深いお寺だった。レモンスカッシュを飲み終わった友人たちと合流する。
さて、また大須食べ歩きに戻ろうか。