名古屋城を色々見て回った後、時間はもう昼過ぎ。朝からあんバター食べたとしてもお腹が空いてくる時間帯である。
ご飯どーしよーって話は待ち時間でも飽きるほど話してたんだけど、良さげな候補は3つくらい。その中でも一番近くなのが「ひつまぶし」。そう、あのウナギのやつである。食べたことはない。正直鰻重と何が違うのかよくわかってないけど「名古屋で何食べたらいい?」と聞いたら多くの人がこれを挙げていた。
と言うことでやってきたのは名古屋城のすぐ近くにある「びっちょうひつまぶし」。
さすがGWということか、めちゃくちゃ並んでた。軽く見積もっても1時間はかかるのでは?しかし、近くに他に目ぼしいご飯屋さんもない。それに折角だしひつまぶし食べたい……!と言うことで並ぶことにした。
ーーほんとに1時間後。
まさか本当に1時間とは思わなかった。並んでる間にメニューに目を通していたんだけど、やはりどれも高い。普通に最低ラインが3000円。旅行だから気にせず出すけど、普段なら絶対行かないわ。
今回選んだのは上ひつまぶし、5000円。さて、時間と価格に釣り合うものにありつけるのだろうか。
おおー、釜いっぱいのご飯とウナギ、肝吸い。かなり美味しそうである。
これはそのまま食べるのではなく、お椀によそってから食べるそう。薬味や出汁でお茶漬けにするんだだって。
と言っても最初は何もなしで行くべきでしょ。釜の四分の一くらいよそって、いただきます。
おお!これは!おいしい!
なんかねぇ、素朴なウナギが全面に出て、ウナギの悪いところをタレがカバーしてる感じ。鰻重だとタレが本体まであるけど、ここではタレは脇役。あくまでメインはウナギである。ほうほうこれは、中々。名古屋飯全部味の濃かったので、薄味がさらに美味しく感じられる。
続いてネギやわさびなどの薬味を添えて。うーん!良い!わさびなんて辛味マジなくて、香りだけを純粋に楽しめる。山椒をかけるのもあり。ピリリといい感じだ。
そして出汁茶漬け。これね、マジで美味しい。鰻ってこんなに美味しいかつ繊細な味出せるんだって感動したよね。こーれは時間と価格に見合ってますよ。
ちなみに薬味はおかわり可能。ネギいっぱい使いました。
ーーご馳走様。いやーとても美味しかった。でもこの美味しさを表現する語彙が足りないわ。美味い、やばいしか言えない。
までも名古屋でひつまぶしオススメする人らの気持ちはわかった気がする。個人的には鰻重より好きです。