lothar’s diary

社会人3年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

旅の終わりと駅弁【名古屋旅行記13】

名古屋市科学館を出て、時刻は17時。日が傾きだして、家族連れは帰路につき、人の流れは落ち着き始める緩やかな終わりの時間帯だ。

僕の1泊2日の旅行も終わりの時間である。1日歩き回った足はクタクタ。科学館の横の公園で座り込み、重くなった足を休める。遮るもののない斜陽が降りかかり、眩しい気がする。

 

僕と違いあと一泊する友人らは「この後温泉いかね?」と話していた。温泉はさすがに付き合う時間ないかな~、もう着替えもないし。でも新幹線の時間までまだあるなぁ~、と愚痴っていたら「新幹線時間変えれるよ」と友人が教えてくれた。

……マジ?気になってスマホの予約アプリでちょちょいと確認。あ、マジじゃん。疲れてたし、これは都合いい。幸いなことに科学館から名古屋駅までは1駅。うーん、旅の余韻とかどころじゃねぇくらい足痛いのでさっさと帰ることにしよう。君らは温泉で疲れを癒してくれ。

 

そんな話をして、駅まで向かう。特に余韻を味わうこともなく、昨日と変わらない内容の雑談しつつ歩いた。「まぁ、どうせまた来年には会うでしょ」くらいの感覚で、しかもそれが数年続いているような間柄なので特に寂しいとか出てこないんよな。

駅で別れるときには「次は横浜に遊び来てね~」と言っておく。中華街ならそれなりに案内できる、任せてくれ。

 

さて、帰りに夕飯でも食べようかと思ったが……う~む、そこまで食欲がねぇ。ラーメンとか食べて帰りたいけど……でも近くに良さげなのないなぁ。

 

f:id:Lothar:20240505151846j:image

 

なんておもいながらぼんやり進んでいたらいつの間にか駅のホーム。マジですぐだよ。余韻も何もない。う~ん、夕食食べなくても問題ないくらいの空腹感なんだけど、なんか食べないともったいないな。でもここまで来ちゃったしどうしようと悩んでいる僕の目に映ったのは駅弁屋さん。駅弁か、そういえば新幹線で食べたことないな。これ食べるのはありか。

 

そう思って駅弁を物色する。定番の三食弁当からウナギみたいなご当地まで――20種類くらいの弁当がずらりと並んでいる。

そもそも買うかどうかという時点で悩んでいたのだけど、売人のおばちゃんがめっちゃ見てくるのでここでやっぱやめるのもあれになってきた。

 

――ということで選んだのはみそか。そういえば食べていなかったからね。

買ったタイミングでちょうどよく新幹線が到着した。乗り込んで指定席へ。なんか窓際だった……ラッキー。

 

f:id:Lothar:20240505151853j:image

 

早速机を出して味噌カツを並べる。うっひょー!テンション上がるなぁ!では開封

 

f:id:Lothar:20240505151856j:image

 

タレかけるのかなと思ったけど、既にカツに染み込んでいる形式っぽい。では、いただきます。おぉ、ちゃんと普通に弁当だ。おいしい。弁当としてはちゃんと上位の味。

もちろん出来立てには到底及ばないが、高速で流れていく景色を見ながらの食事は、味以上の特別感があるような気がした。夕暮れの街並みは緑に変わり、あっという間に黒が満たしていく。新横浜に到着するころには、すっかり夜の帳がおりていた。

締めの食事として、駅弁ってのは中々悪くないな。なんて……

 

GWということもあり、行く先々で人が多くて辟易することが多かったけど、それを差し引いても友人たちとの旅行は楽しかった。

次はどこに行こうなんて無邪気に想像している。それをできるのは、今回の旅行が善いものだった証明だろう。

名古屋はどこもかしこも味が濃くてバラエティ豊かな町だった。住むと舌の好みが変わりそうなのでちょっと嫌だが、旅行として来るならぜひともまた行きたい。まだまだ行けていない場所はたくさんあるしね。