lothar’s diary

社会人3年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

これのせいで僕の中二病は加速した【東京レイヴンズ】

今週のお題「名作」

 

僕が深夜アニメやラノベなどの所謂オタク趣味に目覚めたのは中学生の頃だ。中学で仲良くなった同級生に勧められるままにクラナドを見たのが始まりである。

そこから中学三年間、僕は様々なコンテンツに触れてきた。中学生という多感な時期……それら作品群に強い影響を受けたことは言うまでもない。

 

その中でも特に影響を受けたのは「東京レイヴンズ」というライトノベルだ。陰陽師が活躍して、世間に認知されている現代日本でのお話であるのだが、古臭くてまがい物のように思える呪術というものが現代風にスタイリッシュに再構成されている世界観である。

 

この作品にはいくつかの中二病生成ポイントが存在する。

 

1, かっこいいルビ、呪文

大前提である。奥に僕が好きなのは「急急如律令」と書いて「オーダー」と読ませる呪文の定型文。これが現代風に再構成された陰陽術というものを物語っている。最高、かっこいい。

 

2, 由来がちゃんとある

これもポイント高い。その作品内だけでなく、現実のオカルトとのつながりが示唆される。中二っぽさが出るポイントである。

これに関していえば、東京レイヴンズに出てくる呪術はほとんどちゃんとした由来がある。ちゃんと調べたらルーツが出てくる。例えば作中でよく出てくる「火界呪」という炎の呪術。これで唱えられるのは不動明王マントラである。不動明王は炎に由来があり、火界呪という名前もそこからそのまま取っている。僕はこの呪術が好きすぎて、不動明王マントラを今でも諳んじられる。

登場する各陰陽師の苗字も調べたらそのほとんどが実在する昔の陰陽師から取られている。しかも作中で、「古事記にも書かれている」と言及されていた呪術は、本当に古事記に書かれていた。これを調べて確認した時の興奮は言うまでもない。多感な時期にこんなの浴びたら、陰陽師中二病になることは避けられない。

 

個人的には現代的に再構成された陰陽術というのがポイント。ハリーポッターには魔法体系を再構成したという功績があると、何処かで聞いたことがあるが、本作品は陰陽術におけるそれだと僕は勝手に思っている。ハリポタの呪文って唱えたくなるやろ?あれと一緒よ。

 

ーー僕の中では間違いなく名作である本作なのだが、本格的に面白くなってくるのは後半、6巻からである。6巻から9巻が息もつかせぬほどに面白い。そこまでは下地作りのようなものであり、それなりに面白いけど他の追随を許さぬほどかと言われると……という感じ。

そのため人に勧めにくいという欠点もあるが、これのせいでオリジナルの式神とか考えるくらい中二病が加速した。多感な感性を刺激する名作である。

 

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