lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

夢に滲む過去が心を殺す

 

夢を見た。内容を事細かに覚えているわけではないけど、あまり気分のいいものじゃなかった。

 

確か、会社に遅刻する夢だったと思う。眠たくてまだ開き切らない瞼を半分だけ開いて朝日差し込む部屋が映る。この部屋が実家だった。

時計を見るととっくに起きるべき時間は過ぎていて、遅刻確定。そんな時間なのにも関わらず焦ることはなく。あまりの瞼の重さに微睡む。

 

結局目が覚めて遅刻の報告をする。ただおかしかったのはその相手。会社の上司ではなく、父だった。父に対して「起きらんなくて遅刻した」

父は「そうか」と一言呟き、そこから反応がなかった。

 

ーーそこで目が覚めた。やべぇ!と思って時刻を確認するもまだ4時半。あまりにも余裕で二度寝が出来てしまう夜明け前だ。しかも冷静になれば、今日は日曜日である。会社も何もない。昼まで寝てても問題ない。

安心してまたベットに横になる。もう一眠りしよう。そう思い目を瞑る。

 

脳裏に浮かぶのは先ほどの夢。父に報告する僕。それは高校の頃、不登校になっていた時の記憶と一致する。不登校になったきっかけは遅刻だった。今は薬のおかげでそうそう遅刻しないが、あの時はどうしても起きられず週の半分くらいは遅刻していた。

学校の先生や友達との関係は良好だったし、半ば不登校になってもそれは変わらなかった。周囲との関係は良好だったのだ。ただ自分の性質と両親との関係が一番のストレスだった。両親が自分を心配しているのが分かるからこそ最悪だった。心配と対処のしようがわからないと言った両親の様相は自己嫌悪をさらに促進したと思う。

 

そんな高校時代の嫌な感覚が蘇る。額にじんわりと汗。激しくなる動悸。じんわりと滲む涙。思わずカッターを手に取りたくなる。

どうも寝られやしない。寝ぼけたかった眼ははっきりと天井を映している。高校時代の朝に戻ったかのような最悪の気分の四時半。一人でいるにはあまりにもな心境だけど、こんな時間に話せるような相手もない。

 

こういうのが酷く悪化したものがPTSDとかになるのだろうか?なるほど良い気分ではない。人生の最悪なポイントの感情が生々しく、鮮明に蘇る。これが続くなんてたまったものではない。

こんな鮮明に過去を思い出すのは数年振りレベルかもしれない。だからこそ気分が悪い程度で済んでいる。過去というのは思っている以上に厄介なものなのかも。忘れた時思っていても、ふとした時に呼び起こされる。嫌なものである。