lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

オタク仕草

 

普段は黙っている。自分の意思をなかなか表明しない。かと言って嫌なことは嫌と言う。そして自分の興味範囲に対しては早口で捲し立てる。

 

ーー僕はこれらの行動を総称して「オタク仕草」と呼んでいる。明確な名称があるわけじゃないんだけど、他にうまくそれらを表す単語が思いつかないのでそう仮称している。

 

単純にコミュ障とも言い切れないのがこの仕草の難しいところ。興味範囲での会話なら話せてしまうし、同族同士なら尚のこと会話は弾む。ずっと黙っているわけでもないので、こちらから適切な話題を提案することが出来れば会話することはそう難しくない。

この仕草が出る友人に対してきちんと対処することでコミュニケーションが取れていたので、これまでオタク仕草をそこまで悪いものとは思ってなかったのだけど……最近それもちょっと変わり始めている。

 

きっかけは年上のオタクと会話した時だ。具体的にいくつ上か分からないけど、確実に歳上だった。

彼との会話がマジで弾まなかった。こちらが何を話しかけようと、反応が薄い。そんでもって彼から早口で捲し立てられる内容は僕にはあまり馴染みがなく、ただ聞き専になるしかなくなる。

年齢という壁があるせいで、共通の話題がないのだ。こうなると、オタク仕草は鳴りを顰め、マジで全然喋らなくて何考えてるか分からないオタクの完成だ。いや、ほんとに何話せばいいかわからなかった。僕もある程度オタク気質があるので、これまで対処出来ていただけで、一般人から見たオタク仕草ってこんなに対処が難しいものなんだ、と痛感した。

 

これがただ他人にそういう人が居た、というだけなら自分から関わらないようにしておけば問題ない。

しかし……ちょっと思ってしまうのだ。10年後の自分はこうなってしまうのではないか……?今は客観視して見てるから気にならないだけで、他人から僕がこう見えていてもおかしくないんじゃないか……?

 

そんな不安に駆られる。現状僕がコミュニケーションに困っているのだから、この仕草は辞めるべきであると思う。少なくともこうなりたい、とは思わない。

でも気が付かないうちになっているのではないか?興味のある話題を振られないと喋れなくなってないか?自分から話題を振れなくなってはいないか?相手があからさま興味なさそうなのに気にせずに捲し立てたりなどしていないか?

10年後、異常独身男性になった自分が、若いオタクから見たらそうなってしまっているのではないか?そう不安になるのだ。

 

だからこそ他人事ではない。せめてオタクじゃない方とも普通に雑談できるくらいの理性は持ち続けていたいと、最近より思うようになったのでした。