仕事で何か失敗をしたり、課題が発生した時に行うことはなんだろうか?
謝罪?それは勿論そうであるが、その後にやることの方がもっと大事だ。それは反省。原因追求し、今後同じ事態が発生しないように対策を立てる。
これは良い仕事をやりたいなら必要なプロセスだ。なんで上手くいかなかったのか、どうすれば上手くいくのか……それを割り出して改善していく必要がある。
僕は前日、仕事でそれなりの失敗をした。僕がきちんと確認しておけば起こることの無い、そんなミス。確かに手順書には確認するように!と書かれてはいなかったが、責任がある以上事前に確認を怠るべきたでは無いだろう。手順書に書かれていなかったのはそれが当然だからである。いわば暗黙の了解で、僕もそれをある程度察していた。なのでこれは僕の確認不足である。
それを上司に伝えたところ「それは理由としては弱いかな」と返された。そんで色々話しているうちに、「手順書に記載がなかったことが真因である」という結論になった。つまり僕の確認不足が問題ではなく、業務のワークフローに不足している部分があるという話だった。
多分……自分以外の誰かがやらかしていたら「業務フローの不足が原因ですね」と答えていただろう。実際それも要因の一つであるだろうというところまで考えが至っていたわけだし。でも僕は自分の確認不足が原因であると答えてしまった。明らかに思考が歪んでしまっている。
――この原因は何だろうか……色々考えたうえで出した答えは「自責思考」だった。自分のせいと思うことで、冷静な思考を失ってしまっていた。これはよくない。
自分の責任ではないと開き直ることはよいことではないが、自分の責任と思いすぎることもよくない。普段できている思考ができなくなるという点で、感情に振り回されて仕事ができたていないのは間違いなくマイナスだ。実際周りのシゴデキ先輩方は失敗した後もケロッとして改善案を出している。多分僕に足りてないのは、このメンタルだ。
アンガーマネジメントという言葉がある。怒りは6秒待てば収まるというが、どうやら自責思考は6秒で消えず、だんだんと強くなるようだ。アンガーマネジメントじゃなくて、マイナス思考の管理方法をもっと世に広めてくれないだろうか?自責思考に捕らわれずに冷静に原因分析する方法みたいな本ないだろうか……多分あるんだろうな……調べてまずは読んでみよう。