最近アニメを見てないな、と思ったのでなんかしら見ることにした。今年の夏アニメとかなんも見てないし、何見ようかとアマプラのアニメ欄を眺める。
あ〜「WIND BREAKER」ってあれだよね?OPがなとりの「絶対零度」。あの曲好きなんだよね……よし、見てみるか。
ーーという経緯で一気見。以下、感想なのでネタバレ注意。
マガジンによくあるヤンキーもの。なんだけど、カッコイイとか見栄とか、そういう今までのヤンキーものなら大事にしていた要素よりもキャラの考えとか感情を重要視しているなぁ、と思った。
アニメしか見てないからマンガはどうだが知らないが、過去回想とか心理描写にバカ時間かけてる。味方だけじゃなくて敵にまでそれをやる。おかげでなんもかんもエモくみえる。
物語の進みもかなりスローペースで、多分最初でサクッとやる内容であろう獅子頭連とのタイマン勝負が10話くらいまで続く。
「ケンカは対話よ」
ーーと味方側のボスである梅宮が言うんだけど、これがこの作品のやりたいことを物語っている。カッケェ絵を描きたい訳じゃなく、人と人の感情のぶつかり合いをケンカを通して描きたい感じ。
だからなのか、ケンカしてんのに雰囲気が優しいんだよね。
あとバトルシーンの作画はかなりすごいと思う。ヌルヌル動く。まぁ最近のアニメそんなのばっかなイメージあるけど、見せ場でよく動くから楽しいね。
そんでねぇ、キャラ全員ビジュが良すぎるよ!まず蘇芳でビックリするでしょ?タッセルのピアスとかえろすぎる。
そんで十亀ですよ。なんだあのタレ目、長身、ゲタとかいう属性てんこ盛りはぁ?!あんなん腐女子じゃなくても興奮するわ。良すぎるだろ。
目のハイライトがなくてメンタルが曇っているのを表現するのはよくある手法だけど、似合いすぎてる。えっちすぎる。
そんな男が主人公とのケンカでメンタルに輝きを取り戻すんすよ……こんなん絶対主人公×十亀のBLあるやんと思って調べたらいっぱいあった。でも十亀×兎見山は全然なかった。なんでないのよ?僕みたいのそっちなんだけど?十亀と桜の関係性の善さは兎見山あってこそだろ?なんでなん?
……っと、少し暴走してしまった。あの、十亀ってキャラが推しです……
このアニメどことなく腐向けの雰囲気あって(直接的では無い)、そういうのなんだか苦手だなぁって人は得意じゃないかもしれない。
3話くらいまでは何をしたいマンガなんだろうか……と不安に見てたけど、後半は人の心について描きたいってのがよく分かったので素直に楽しむことができた。
中々面白い作品だったと思う。でも獅子頭連の戦いが長すぎて終わりがなんか中途半端だったのだけが残念。
2期制作は決定しているみたいなので、楽しみに待つことにする。2期は十亀出るかなぁ。雰囲気的にこの後に出なさそうなんだよなぁ。