クリープハイプというバンドについて僕が知っているのは数曲と、その数曲の歌詞がエロティックだから「そういう系統のバンド何だろうか……」というイメージだ。
そんなクリープハイプがトリビュートアルバムを出した。なんか15周年で色んなバンドがクリープハイプの楽曲をカバーしたアルバムだそう。その色んなバンドの中に僕の好きな「ヨルシカ」もいた。「憂、燦々」と言う楽曲をカバーしているらしい。聞いたことのない曲だ。
そこまで興味があるわけではないけれど、せっかくヨルシカのカバーだし一回聞いてみた。
Youtubeにあったから聞いてみた。おお、中々良い。なんかすごい透明感がある。いつものヨルシカの楽曲に紛れ込んでいても、他のバンドのカバーだとは気づかないくらいである。
ゆっくりした流れから始まって、サビに向かってどんどん上がっていく。サビの歌い方は何か必死さのあるような感じで……でもsuisさん特有の透明感もあって……これは鬼リピ確定ですね。
失恋の曲……?楽しかった頃の彼を思い出しつつも、段々と離れていくことに何もできずに眺めているような、そんな歌詞。「こっちにおいでよ、ダーリン」って歌詞とか、特にそんな情景を感じた。
ほんとにsuisさんが歌っていることに違和感がない。なんか雰囲気合いそうな楽曲を選んだのかなぁ、と思って原曲の方も聞いてみた。PV付きだった。
――お、重くないか?!
歌詞自体は変わらないんだけど、PVが暗示する内容が重すぎる!これを普通のラブソングとは言えないだろう……いや、PV見るまでは普通のラブソングだと思ってたけど……流石クリープハイプだ。それは以前からのイメージ通りかもしれない。
ちなみに楽曲の雰囲気はかなり違った。原曲の方はPVも相まってひたすら必死な感じがする。聞いていると心が苦しくなるような切なさを感じるし、聴き続けていると色々考え込んでしまいそうになる。こんなにもバンドによって違うのか、と驚いた。
驚いたんだけど……多分メロディーはそんなに変わらない……?この後にSEKAINOOWARIがカバーした「栞」の方も聞いたんだけど、めちゃくちゃ変わっていて驚くほどだった。ほとんどメロディーは変わっていないように聞こえるのに、感じた雰囲気は全然違う。
――なるほどこれは面白いなぁ。ヨルシカで言えば最近は他にもカバーをしていたし、同じ曲でも雰囲気が変わるのはとても面白い。新曲もどんどん出してほしいけど、カバーもいろいろ聞いてみたいな、と思うのでした。