リーストルームで物を壊してストレスを発散した後にやってきたのは、「アニマルルーム いけもふ」。破壊衝動を満たした後は慈愛の心を満たそうという魂胆。一日のうちにあまりに正反対なストレス発散をしていて、温度差でストレス溜まりそうな行程である。
ここは池袋の雑居ビルにある動物との触れ合いができる施設で、エサやったり、撫でたりできるそう。まさに癒し動物テーマパーク。ジャンルも哺乳類、鳥類、爬虫類と多彩だ。
入ってすぐのところは哺乳類コーナーになっており、ハリネズミやスキニーギニアピッグ、ミーアキャットが目に入る。
立ち尽くしたこいつは多分プレーリードッグ。しきりに窓の隙間から外を見ていた。立ち尽くしているので写真は撮りやすかった。一体何を見て何を思っているのか……よく見ると物憂げな顔……ではないか。
手乗りハリネズミ。カメラの設定ミスって暗い。
僕飼うならハリネズミと心に決めているんだけど、こいつはその心を確かなものにしてくれました。ちょこちょこ動くのが可愛すぎる。警戒心強いって聞いていたけど、手に乗せられるなら慣らせば行けるということだろう。えー可愛すぎ!ちなみにトゲは刺さるとちゃんと痛い。
打って変わって次は爬虫類コーナー。手乗りヘビさんである。
ちなみに哺乳類と出会わないようにエリアは仕切られている。定員4人。店員さんに「この子気になる!」というと触らせてもらえる。いちばんでかいヤツは危険なのか出来ない。
手にぐるぐると巻きついて来るし、スルスル袖に入ってこようとするし、結局手首に絡みついてブレスレットみたいになった。このまま持って帰って蛇使いとして生計立てようかと思ったけど、さすがにお店に迷惑すぎるので返した。
店員さんは巻き付かれてる様を見て「居心地よかったんですね」とのこと。ほんとかしら?
こっちは白蛇。なのに名前は「サーモン」。明らかなミステイクである。この子は大人しめであんまり動かなかった。でも腕を登ってこようとするのは一緒だったね。
哺乳類コーナーに戻って、ミーアキャット。この子らは実質お触りフリー状態。バカ撫でられる。撫でられ慣れているのか反撃も来ない。すっかり愛玩動物のプロだ。
おっさんみたいな座り方。こういう形容できると同じ哺乳類なんだなぁと思うよね。意外と金玉がでかい印象しか残ってないのは少し申し訳ない。
こっちはチンチラ。肌触りが他の哺乳類とはダンチである。デカみみで丸まってて可愛い。しかしみんな大人しく、隠れていることが多いので中々顔を見ることは出来なかった。まぁ、店員さんに言えば出してくれるので実質気にしなくてよいけど。
最後はフクロウコーナー。ここも爬虫類と同様に別エリアに区切られている。2.5キロのクソデカフクロウから、手のひらサイズのちっちゃい子まで居てバラエティ豊かだ。フクロウは撫でることの出来る子が多いし、なんと腕に載せることも出来る。
僕も2キロくらいある子を乗せさせて貰ったけど、デカすぎて腕がプルプルしてた。でもこんな近距離にフクロウ居るのは非日常。よし、お前の名前は今日からヘドウィグだ!
と思ったけどあとから調べたらシロフクロウの子の名前がヘドウィグだった。既に居たわ……ヘドウィグ。
フクロウは撫でる時に頭を下げてくれる子が多い。撫でられ待ちのポーズ。犬ならよくあるけど、フクロウのやるんだね、可愛い。
そんな感じで愛でていたらあっという間に時間。いやぁ、時間が過ぎるのは一瞬である。
都会の一角でここまで動物と触れ合える場所があるとは思わなかった。物壊しで勇み足だった破壊衝動も見事に落ち着いた。これで明日からまた社会に適応して頑張ることが出来そうだ。