lothar’s diary

社会人3年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

金持ちより貧乏、イケメンよりブスの方が

 

多くのフィクションでは金持ちは悪く描かれがちだ。金のためであれば人命軽視は当たり前。貧民に対する慈愛など欠片もなく酷いやつ。または表の顔は綺麗でも裏では酷いことをしている。何か捻くれた悪役。フィクションにおいては、金持ちは悪役に付与されがちなステータスだ。

同時にイケメンや美女といった、優れた容姿という属性も悪役に付けられることが多い。ヒューマンドラマとかだと特にそう。悪役まで行かなくても、見た目はいいのに中身は残念なんてことも多い。どちらにしろルックスが良いキャラクターは性格に難があるか、倫理感が欠如しているなどの特性が与えられがちな印象がある。

 


これらの属性は社会的には優位になるのに役立つものである。これらを持っているキャラクターがマイナスを付加して描写されるのは、なんというか……人間の意地汚い部分が出てるように感じてしまう。読者の劣等感を慰めるような描写とでも言おうか。穿った見方をすればそんなふうにも見える。

この認識が僕にとってはテンプレートに見えるくらいなので、「作者のコンプレックスの現れ」と一蹴するのは違うと思う。そういう要素に一定の需要があるため、よく使われている方がしっくり来る。

 


フィクションばかり読んでいると、世の中のイケメンと金持ちは全員性格悪いという偏見を持ってしまいがちだけど、僕の出会った人はそうでは無い人が多かった。……いや、変な人はいたけど。でも悪い人ではない。

フィクションと現実にはそういうところで結構な乖離がある。フィクションで形成された認識で現実と付き合うと、大きく認識が違うことを思い知らされる。

貧乏人からしたら、金持ちの考えていることなんて分からない。ブサイクはイケメンの考えることなんて分からない。その逆もまた然り。んで、人間全体でどっちの方が多いかというと、劣等の方だと思う。僕も恐らくそちら側。

人は自分の持ってる属性を良いものと思いたがる。その読者感情に合わせて、フィクションはマジョリティの属性をいいものだと見せる。でも直接的にやるとちょっとあれなので、マイノリティを悪く見せる。

その結果がフィクションで金持ちやイケメンが悪く描かれがちな理由なのではなかろうか?どちらかと言うと、金持ちの方がこの傾向強い?いやまぁ、これも傾向だから全ての作品がそれに当てはまる訳じゃないと思うけど。

 


とにかくフィクションを見る時は、人の命とかファンタジーとか……そういうもの以前にも違いがあるんだ、ということを肝に銘じておこうと思う。