やったー!プロジェクト移動、やったー!
僕は新卒2年目(もうすぐ3年目)のシステムエンジニアだ。配属当初から同じプロジェクトで仕事を続けている。最初は素人も同然だった僕も今はプロジェクトに居る期間が3番目に長くなっていた。チームメンバーの一人にすぎないけど、段々と責任も増えてきており、任されることの難易度も上がっていく。
それ自体は、新しいことが出来るのでそれなり楽しいんだけど……如何せん僕の実力がついてきていない。2年目に任せられる内容じゃ無くない?僕そういう責任が嫌でベンチャーは避けたんだけどなぁ。
そういう事情もあって「そろそろ別のプロジェクトに行きたいなぁ~」と考えるようになっていた。給料に見合わない責任が増えるとね、なんだかね。他の事情も色々あって部署移動とか転職と言う言葉が脳裏に浮かんでは消えていた。
プロジェクト的にもお金周りが段々と厳しくなってきているみたいで、プロジェクト内の雰囲気も少しずつ悪くなってきている。いやぁ、悪いとは言ってもブラック企業のそれよりはかな~りマシだけど……最初に比べたらね……
と、そんな折。上司との面談があった。
その時に、チームの再編成の話をされた。なんか話を聞くと「プロジェクトとしての目標が変わったのでチーム編成も変わる」とのことらしい。僕がいる間にも数回チーム編成はかわっているのだけど、これが普通なのだろうか?
その話が一段落して、上司は重い表情になる。
「それで申し訳なんだけど、今回のチーム再編に伴って……君には別プロジェクトに移動してもらうことになりました」
少し申し訳なさそうに告げられる。
対して僕は口角が上がるのを抑えるのに必死だった。マスク付けていてよかったと今日ほど思うことはなかった。申し訳なさげの上司の前で笑うのはちょっと不謹慎である。
いや、めちゃ嬉しいよ!?これ以上責任増えてほしくなかったし、そろそろエンジニアのキャリアとしても別プロジェクトを経験してみたかったから。でも、上司の手前、素直に喜べない。
「……はい、わかりました」
そんな感情を抑えて、とりあえず了承の言葉を返す。
そこから少し話して面談は終わり。定時ぎりぎりの面談だったので、その日は仕事を切り上げて帰る。
帰りはチームリーダーと電車が同じになったので、プロジェクト移動の話をした。そのリーダーには前々から「移動したい~」と話していたので素直に「嬉しいんすよ~」と言う話をした。
個人的にはかなり高タイミングでの移動。ラッキーでした。