「いつもの!」を言いたくてインドカレー屋に通う
友達と雑談していて「いつもの」が言いたい!という話題になった。
行きつけのお店を作り、店主と仲良くなり、何も言わずとも商品が出てくる。そんないわば「いつもの」状態。これ、憧れありませんか?「行きつけのバー」とか、言ってみたくないですか?
ということで実践してみることにした。毎週同じ店に通い、顔を覚えてもらい、「いつもの」で注文が通るようにする。それを目標に、飲食店に足を運ぶことにした。
そこで僕が選んだのは、「インド人のやってるカレー屋さん」だ。なんか陽気そうだから覚えて貰えそうじゃない?あと家から近い。
実行する内容はこうだ。
毎週水曜にカレー屋に通い、同じものを注文する。
期限は「いつもの」が通じるまで。
ーーということで1週目。
ここが1番大事。ここで頼んだものを僕は今後毎週食べることになる。よ〜く悩んで僕が選んだのは「チキンカレーセット、マンゴーラッシー、ナンおかわり」完璧な布陣だ。

想定外にナンがデカイ。これは……おかわり結構ヤバいのでは?今回はおかわりしたがお腹いっぱい。美味いけど。
これで1000円しないの凄いね。これなら企画とか無しに毎週通える。
ーー2週目。

まだ助走。相変わらずナンがでかい。
ーー3週目

相変わらず。
しかし帰りに「またお願いしまーす」と言われた。ついに覚えられたか?
ーー4週目。

最初に写真撮るの忘れてたから食べかけ。
店員さんとめっちゃ仲良いおじさんが来て色々話していた。今まで店員さんのことインド人だと思ってたけどネパール人らしい。
ーー5週目。

今日はお客さんが多かった。あとこころなしかナンがデカかった。いや、ナンはいつもデカイか……
ーー6週目。

ーー7週目。

食べかけ失礼。ふっつうに写真撮るの忘れがち。
ーー8週目

初めて綺麗な星型でルーが出てきた。
ーー9週目。

この日は店員さんの子供が居て「ありがとうございました〜!」って言ってて可愛かった。
ーー10週目。

ーー11週目。

ーー12週目。

ーー13週目。

年越し挟んだので2週間ぶり。
カレーの辛さとナンの種類は店員さんから言ってくれたので、これはついに成果が出たか?!と思ったけど、その2つって多分誰にでも聞いてるよね……
ーー14週目。

僕「Aセットで〜……えーと……」
店員さん「チキンカレー?」
僕「……! チキンカレー!」
ーーこれ、「いつもの!」言える日も遠くないぞ?
ーー15週目。

なんかね、最近心なしか店員の微笑みが多い。これは流石に常連判定貰ってるでいいんじゃないでしょうか……?
ーー16週目。

ーー17週目。

店「注文は?」
僕「Aセットの〜……」
店「チキンカレー?」
僕「飲み物はマンゴーラッシー」
店「辛さ普通?」
僕「はい」
店「ナンね」
ーーというちょい飛ばしテンポの注文。チキンカレーを毎回頼んでいることはもう間違いなく覚えられていますね。後はマンゴーラッシー覚えられれば「いつもの」行けそう……!
ーー18週目

ーー19週目

ーー20週目

ーー21週目

ーー22週目

ここでついにマンゴーラッシーを覚えられたことを確認。
これは……イける!来週ついにチャレンジするか……「いつもの」で注文が通じるか!
ーー23週目

ついにこの日、「いつもの」を口にした。
注文を取ってくれたのは、いつもの方。こっちももう顔覚えてるよ。
そして唱えた「いつもの」に対して、店員さんはニッコリと微笑んで、
「チキンカレー、マンゴーラッシー、ナン?」
と注文を復唱。
……間違いない。「いつもの」が通じた瞬間だ。
グッと手を握る。目頭が熱くなる。
この日ついに、「いつものチャレンジ」達成!
ーーということで毎週カレー屋さんに通い続けると、何週目で「いつもの」で注文が通るようになるかチャレンジ……23週目で達成です!
いや、正直……もう少し早く行けた気がする。僕が「いつもの」を唱えても不正解が返ってくるのを恐れた結果が23週である。恐らく17週目くらいからワンチャンあった。
さて、チャレンジは終わったわけだけど……僕はこれからもあのカレー屋さんに通い続けることになるだろう。注文を取りに来る店員さんや、その子供が笑顔で歓迎してくれる姿が忘れられないのだ。キッチンの無愛想なおじさんが、にこやかにコチラを見てくるのが嬉しいのだ。
もう僕はこの店の常連らしい。嗚呼、チャレンジ終わったからって行かない選択肢はないのだ。