川口に外国人多いはガチである。
高校の同級生2人とルームシェアをすることになった僕はいくつか候補地を洗い出していた。東京都内は少し家賃が高いので、選ぶとすれば神奈川、埼玉、千葉。この3箇所でルームシェアに良さそうな物件の内見をしてきたのだけど、圧倒的に印象に残っているのが埼玉である。今回内見に行ったのは埼玉は川口。川口と言えば口々に「治安悪い」と言われる地域である。でもかなり良物件があったので行ってみることにした。
到着した川口駅前の人を眺めると、確かに外国人が心なしか多い。しかも軽装で、旅行客の出で立ちでは無い。不動産に向かう途中の風景も変わらなかった。
不動産に着くと、もちろん最初に顧客情報を書かされる。他の箇所と比べて驚きポイントとしては、ここで既に国籍を尋ねられること。他のところでは最初に尋ねられることは無かった。ここで「あっ、外国人多いんだろうな」と察したよね。
その後、自分達がネットで内見予約した物件以外にもいいとこがないか探してもらう。条件としてルームシェアがあるので、その点を毎回オーナーに確認してもらっていたのだけど、その電話口で何度も「日本の方です」と答えているのが印象的だった。オーナーもまず気にするのが日本人かどうかである。流石にオーナーもそういうものだ、という共通認識があるのだろう。
物件の内見に向かう道中の車で、不動産の人に「川口って治安悪いって聞きますけど……実際のところどうなんですか?」と聞いてきた。
すると食い気味に、
「いや、よく言われますけど全然そんなことないですよ!ネットでよく治安悪いって言われてるじゃないですか、あんなの根拠ないですからね。バズ狙いで大袈裟に言ってるんですよ!都内に比べたらぜんっぜんマシですからね」
と答えていたのが印象的だった。どうやらその人は地元が川口らしい。でも外国人が多いことは否定しなかった。東京に比べて相対的に治安がマシと言うのは譲らなかったけど。
内見終わって帰ってくる。この後契約とかどうします?って話を事務所でしたのだけど、横に思いっきりモンゴル人カップルがいた。尽くオーナーに断られているようで、外国人が異国の地で住むことの難しさを感じた。
一通り話がまとまって不動産を後にした。あのモンゴル人カップル、かなり日本語達者だったし、いい物件見つかるといいな。
駅前の不動産に貼られているチラシを見ると、その全てに「外国人可」と書かれていた。どうやら川口に外国人が多いのは間違いない。ちょっと異国情緒を感じるくらいに多くて面白かった。まぁ治安は……地元の人があんなに力説していたから「分からない」という結論にしておこう。