オフィスで怒号は嫌だねぇ
ある昼過ぎ。昼休みを終えて、午後も気合いを入れてもうひと仕事だ!という和気藹々のオフィスに突如怒号が響いた。
驚いて声の方を振り向くと、うちの部長だった。携帯電話を耳に当て、明らかにイラつきを隠せないような態度で声を荒らげている。
僕はすぐさま向き直り、パソコンに向かって仕事を続行する。姿は見えなくても後ろから聞こえてくるのは叱責の声。部長、今日は午前中もちょっと機嫌悪そうだったしなぁ。そこに電話先の人が何かやらかしたのだろうか?そりゃまぁ怒号のひとつくらい飛ぶのもわかる気がする。
しかし気持ちは分からないでもないことと、それが僕の気持ちを下げることは両立する。分かるけど止めてくれよ……というのが正直な気持ちだった。そんなに強い悪感情を出されると、そういうのって伝播するじゃん。おかげでその日はずっと、なんだか気分が晴れなかった。
オフィスで怒るのほんとにやめて欲しい。普通に雰囲気悪くなるし、息が詰まる。今日ほど在宅だったら良かったのに……と強く思う日もそうそうない。
それと同時に致命的なのは、それが僕の所属する部署の部長という事実だ。基本的に僕は仕事で強い感情出すことはビジネスコミュニケーションとしては良くないことと思っている。これが嬉しい、楽しいなどの感情なら文句言うことでは無いけど、怒りは違う。
部長はそれを人に向けるタイプの人間なのだという事実は、確実にコミュニケーションの壁を生む。もともと僕は部長の事が何となく苦手だったので、僕は部長とのコミュニケーションは避けるようになる。それが仕事を円滑に進めるに当たっていい事なわけがない。
オフィスで怒りを露にしてしまう人が自分の上司なのだと思うと憂鬱になる。上司の機嫌次第でそれが僕に飛んでくる可能性だってないとは言えない訳で……そんな人と喜んで仕事したいと思えるわけが無い。
この出来事は僕に上司に対しての見切りをつけるキッカケを与えた。いい上司と思おうとしたけど、これまでジワジワと感じていた「もしかしたらこの人、上司ガチャハズレじゃない?」という疑問に明確な答えが出てしまった。ハズレである。僕が社会を知らないだけかも……なんて言う建前で覆い隠せないくらいのハズレである。
確かに部長は仕事はできる。しかしどうやら僕以上に人の気持ちが分からないのかもしれない。ハズレという言葉は些か強すぎるかもしれないけど、これを当たりとは言えないだろう。
あー嫌になる。これだから在宅の方が良いって。これから僕は部長に見切りをつけて、まぁある程度しゃあない、と思いながら仕事をするのだろう。嫌だなぁ。転職……マジで考えるか。