西武園ゆうえんち、2記事目。
午後に入場してからアトラクションを堪能し、じんわりと疲れてきた時間は夕方。一休みするために入場口の目の前にある「夕日の丘商店街」まで戻る。
本来ならこの後花火が上がるらしいが、今日は雨天のため中止らしい。残念。

この写真だけで何となく雰囲気が分かるだろう。昭和の商店街の情緒をそのまま残したような街並み。今じゃ田舎でしか見かけない3輪で走る車や色褪せた看板。店先に出た屋台も今じゃかなり珍しいかもしれない。来た時は中央でなにかイベントをやっていたみたいだけど、今は静まり返って落ち着いた夕暮れの商店街だ。

商店街を歩いているとパンフレットを発見!今までどこにあるのか分からなくて、アトラクション手探りで回ってたのよね。ここのパンフレットは昭和の新聞みたいな見た目をしている。紙質もそのまんま新聞なので、おそらくこだわりがあってそうしているのだろう。小物からも「タイムスリップしてますよ」みたいな雰囲気醸し出してるの凄い。

これは銭湯……?なにかあるのかと思って近寄ったけど、普通に張りぼてだった。よく見ると結構綺麗だから最近作られた、張りぼて昭和だと分かるんだけど、雰囲気作りならそれで十分。個人的にはだいぶ拘ってるな、と好印象。

凄くでかい非常口があった。なんか光り方からして古い気がする。でもこれは作り物昭和ではなく、ガチで昔からあるものなのだろう。ちなみにここの歴史はかなり深く、最初は1950年に東村山文化園として開園したらしい。その後複数回のリニューアルやらがあるので、タイミングによってはこの非常口も昭和製なのかもしれない。

ちょっと疲れて立ち寄った売店で売っていた飲み物はなんと「ミルメーク」。今の子供は存在も知らないであろう牛乳に味をつける粉だ。ギリギリ僕の世代は給食で出ていた。イチゴ味のこれを入れるとただの牛乳がいちごミルクに早変わり。
あまりにも昭和すぎてちょっと笑ってしまう。ちなみに価格は現代基準だった。

フラワーガーデンみたいな所に観覧車の座席っぽいのを発見。おそらくは以前使われていたものの再利用とかだろう。作られた昭和よりも濃厚な味がする。個人的にかなり好きポイント。
園内の昭和スポットをぐるりと巡って商店街へ戻ってくる。実は商店街にはいくつか実際に食べ物やお土産を購入できるお店があり、買い食いして一休みならこのエリアだけで充分なくらいなのである。

ここで僕が買ったのは「イカ焼き」。お祭りの食べ物で1番好きなやつ。これを食べながらベンチに座って昭和の情景を眺めていた。夕暮れのマジックアワーも相まって、ノスタルジックに拍車がかかる。しみじみと「いいなぁ」なんて呟いてしまう。心の中の故郷のイデアが目の前にあるかのような気持ち。遊園地でこんな気持ちになるのがなんか不思議で、思わず笑ってしまう。
子供たちはこの情景で昭和を知るのかもしれない。そう考えると、昭和の情景を再現したイマーシブっていうのは思っている以上の価値がある場所なのかもしれない。