年末コロナで死んでた頃、先輩から「なおったらどこか行こう。どこ行きたい？」という旨のLINEが来た。
何をとち狂ったのか僕はこれに対して「二郎系」と答えた。
1月某日。元気になった僕は福岡で二郎系ラーメンと言えばで名前があがる店の一つである「夢を語れ」に先輩と並んでいた。
「夢を語れ」と言えば、福岡では数少ない二郎系のお店ということでそれなりに知名度がある。僕は谷やんの動画で見たのを覚えている。立ち食い二郎系のお店だ。立ち食いという性質上、支払いは外で行われる。しかも現金のみ。僕は以前二郎系を食べた経験から、自分が普通盛りでもおなかいっぱいになることを熟知していたので普通盛りを注文。でも普通でも通常のラーメン3杯分らしい。
1杯1000円。福岡だと一蘭クラスのラーメンの価格。まぁその分大量なのでなんの文句もない。
店内に入ると、立ち食いでラーメンを食らう人々。黙々とラーメンを作る店員。その空間は独特の雰囲気を放っており、軽い気持ちでの入店をお断りするような威圧感がある。でも意外なことに女性客も何人かいた。
水や箸はセルフサービス。机に案内され、ラーメンの到着を待つ。僕は「マシマシほにゃらら」的な呪文が分からないのであたふたしていたけど、店主がそれを察したのか「ニンニク入れますか？」しか聞かれなかった。
そしてついにラーメンがやってくる。
でぇーーーん！
うわすっげ。これぞ二郎系って感じ。いや、あんまり詳しくないけど。まぁいいや、いただきます！
まずは上の方にあるお肉から。おーこりゃホロホロでばり美味い。あと固形のアブラが乗ってるけど、これは味付けがなかなか強い！ちょいしょっぱい。でもスープ自体は醤油ベースでそこまで濃くないのでそこで上手く調和している。
そして強みのニンニク🧄めっさ強い。僕はニンニク好きだけど、どうやったらこんなに風味を強くできるのだろう？これもう今日は人に会えないね。
麺は太麺。ニンニクが絡みつく。もやしやキャベツなどの野菜が箸休め。こりゃカロリーのバケモノだ。
最後はもうお腹いっぱいで辛かったけど、何とか完食。ご馳走様でした。濃い味とニンニクの暴力。でもそれが旨い。まー、こんなんしょっちゅう食べらんないから、ほんとたまーに来るのが丁度いいよね。もうしばらくいいや。
食べたあとは口に残るニンニク臭がすごい。どうやったらこんなに臭くなるんだ。1人でペペロンチーノにニンニク盛りまくった時もこうはならなかったぞ。飲むヨーグルトやフリスクで中和しようとしても、なかなか治らなかった。
ちなみにこの夢を語れ 福岡店。4月には閉まっちゃうらしい。最初から3年だけの開店って決めてるんだって。こんな美味しいのに勿体ないなぁ、なんて思ったり。
