僕は今、慢性的な肩こり持ちである。まぁデスクワークが多いってのが一番の理由だし、それもわかってるからたまにストレッチしたりするんだけど、たまに激痛が走ったり、肩こりが原因の頭痛に悩まされたりしている。
僕の肩こりには明確なきっかけがあって、それは高校時代の自転車通学だ。
――まぁ僕の通ってた高校はいわゆる自称進学校なところで、朝は早いし、教科書も副教材も沢山だった。置き勉なんてみんな当然のようにやっているけど、机にはどうやっても入りきらないくらい大量。床に教材置いて帰ったりしたら怒られるので、多くの生徒が机に入りきらない分を鞄に入れて登下校していた。
置き勉もしているはずなのに、鞄はパンパン。相当な重さがある。僕は自転車通学だったわけだけど、最初はこの鞄を前かごに載せて通学していた。けど、大体2か月でかごが壊れる。そのたびに新しいかごを買う。壊れる回数が片手で数えられなくなる頃には、かご壊して小言を言われるのが嫌なので肩にかけて通学していた。ちなみにそのと気は前かごに部活の道具を載せてた。
そんな生活を続けて数か月。僕は慢性的な頭痛に悩まされるようになった。朝起きると頭が痛い、常に痛くて顔をしかめる。頭痛薬が手放せなくなる。ついには学校を休むくらいに頭痛は酷くなった。
こりゃいかん！と僕の母は思ったのだろう。僕を脳神経外科に連れて行った。CT撮られて、血液検査も受けた末に出た診断は「肩こり」だった。
なにかヤバイ病気かと思っていた僕は拍子抜け。でも肩こりと診断されると心当たりがあった。通学の時に肩にかけた鞄だ。あとで測ったら10キロもあったこの鞄を肩にかけて、片道30分の通学を週5回……まぁストレッチなんかのアフターケアをしなければ何かしら悪い影響が出てもおかしくない。っていうか影響出てるし。
医師からはなんか筋肉を緩める薬をもらった。飲んだら速攻で頭痛がなくなった。あの魔法の薬、今欲しいくらいだ。
その後母に、「ごめんけど健康と前かごなら健康の方が大事だわ」と告げて、一抹の罪悪感を抱きつつも前かごに鞄を載せて通学を始めた。頭痛をするほどではなくなったが、肩こりは癖になってしまったのか、ついぞ治ることはなかった。
ぶっちゃけ進学校のあのテクストの多さは問題だろう。実際に健康被害にあった僕が言うんだから間違いない。
皆も肩こりは癖になるから気を付けて。マジでだるいから！ならないに越したことないぞ！
