lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

ただの日常が幸福だと、終わるが来る度に思うのです

 

3月に福岡から東京に出てきて、ほぼ毎週ご飯を一緒に食べに行く友人がいる。

毎週平日のどっかで集まって、ご飯だけ食べて解散する。そんな関係。

 

そもそもはVRCHATで仲良くなった相手だけど、下手したらそっちよりリアルで会う方が多くて、我ながら不思議な関係だな、なんて思っていた。

でもそうやって定期的にご飯食べる相手は彼くらいだったし、それ以上に何も求めない関係はすごく心地よかった。

 

ただ、今の関係には明確に終わりが決まっていた。

彼は僕と同じように新卒で東京に出てきたけど、研修が終われば地元に帰るそう。だから、彼の研修が終わってしまえば週に1度のご飯も終わり。

僕の唯一と言っていい定期的に会う友人だったから、そのことが寂しいな……なんて漠然と思っていた。

それは彼も思っていたようで、「寂しくなるな」とか「唯一の思い残しは君とご飯行けなくなること」って言っていた。

 

 

んで、そんな微かに感じるエモーショナルの中、最後に行ったご飯は「勝牛」。実はここ、2人で初めて食べに行ったお店だったんだよね。月1ペースでここに来てたんだけど、「最後だし、最初に行った店行かない?」って感じで。

名残惜しさが増すよね。そんなこと言われると。

 

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まぁ実質最後の晩餐。カツの大盛り無料だった。ラッキー!

まぁ食べる時は特に何を言うでもなく、牛カツのこと褒めちぎりながら食べる。今までも、毎週続けてきた行為。

 

……いや、にしてもマジで美味いな!ロースカツ美味すぎるくない?!やっぱ勝牛最高やね!

いやはや美味しすぎて速攻ご馳走様。

うん、ここは1人でも定期的に行こう。ちゃんと理由作って食べに来よう。

 

会計を済ませて、外に出る。コンビニで適当な飲み物を買って、「食べすぎた」なんて言いながら、路地裏のホテル街で座り込む。

ぽつぽつと言葉を吐きながら、お互いにスマホをいじる。

本当にそれだけで何も特別なことはなくて。ただ気の合う人間と会って飯食って話す時間を作っていただけで。ただそれだけで特別重い感情もないけど、それがもうなくなることが寂しく思う。

 

そういうなんでもないことの積み重ねが、自分の人生を充実させていく。その積み重ねが、僕を幸福にしていく。

言ってしまえば僕は今週でひとつ、日常の中で幸せになる手段を失う。だからこそ「寂しい」と思うのだろう。

--暫くして、

 

「そろそろ行くかぁ〜」

 

なんて言いながら立ち上がる。できるだけいつも通りに、特別なことのない日常として振る舞う。

そんな日常を与えてくれた彼に感謝を。地元帰っても元気でね。

……ま、VRCHATで全然会えるんですけど。

 

 

え、てか来週から1人でご飯?!待ってほんとに寂しいんだけど〜。