ゆりかもめはモノレールであり、地上を走る。モノレールである故、運転席がなく先頭や最後尾では全面展望の景色を見ることができる。
そうやって豊洲から新豊洲までの景色を眺めている時、気になるものを見つけた。
これである。がすてなーに。何って言われても……お前こそなんだよ?!何やねん「がすてなーに」って……という感情に駆られた僕は、ここにいってみることにした。
科学館といえば思い出すのは川崎の東芝未来科学館。あそこ無料とは思えないほど良かったんだよね。
入り口から入るとまず出迎えてくれるのは気球のオブジェ。ガスといえば気球というイメージはなかったけど……言われてみりゃガスが原動力か。
館内はどことなくガスの香り。ガスコンロで点火した時のような、独特の香りをなんとなく感じる。
マップを見ているとサービスカウンターのお姉さんが話しかけてくれた。「全館無料で観れるし、奥行きが結構あるので一階から回るといいですよー」と教えてくれた。マップもらったので見てみると、確かに奥行き凄い。
最初に行ったのは「炎の不思議ギャラリー」。炎色反応やら気圧変化による楽器とかあった。ガラス張りで炎に触れることはないので、子供連れでも安心。
これはシャボン玉に炎を当てるやつ。これ小さい頃にやったら絶対興奮してる。火って問答無用でテンション上がるよね。
次は歴史ギャラリー。これまでのガスが使われた家電などが展示されている。
ガス風呂釜。今でも山奥のお爺さんの家とかにあるイメージ。いや、あれは薪か?
一階の他の展示はガスについての勉強コーナー。子供にもわかりやすく、大人でも「なるほどねぇ」となるいい塩梅の展示だった。
個人的に驚いたのがこれ。石炭。
黒いダイヤと言われるのも納得の輝きである。綺麗。そんでかなり軽い。石炭ってもっと重いイメージあったんだけど、軽石くらいの重さ。
一階を一周して二階へ。2階はSDGsとかリサイクルとか……そういう社会や環境に関する展示。ガスは正直あんまり関係ないかも。でも今の子供に優先的に教えるべき内容だよね。
面白かったのはこれ。フードマイレージ。料理のレプリカがいくつか並んでて、それをお盆に乗っけることでフードマイレージがわかる。これは寿司のやつ。
そしてこれはおにぎりのやつ。こうして見ると10倍くらいの差があるね。なんとなく概念として理解しているフードマイレージを視覚的に分かりやすく表現しているのがとても良い。
屋上は展望台になっていて、豊洲の街並みを一望。ってもビルの上から見た方がいい景色だろうけどね。海が見えるのはちょっといい。
ーー全館無料で普段身近にあるけど、なんとなく使ってるガスについて学べる。なかなか良いところだね。でもガスの匂いでちょっと気持ち悪くなってきたので今日はここまで。豊洲で暇を持て余したら是非。