仮眠とってたらいつの間にかチェックアウトの時間になっていたので、旅館を出る。
長良川温泉旅館、十八楼。マジで堪能しました。ご飯もおいしかったし温泉も良かった。ありがとうございました。
――さて、旅館を出て向かう先は「モネの池」。岐阜の山奥にある、クロード・モネの絵画のような幻想的な泉……とのこと。なんかSNSでバスったこともあるんだっけ?キレイな写真が撮れるなら、買ったばかりのカメラを使ういい機会にもなる。練習として超美麗な写真を撮らせてもらうとしよう。
……と息巻いていたのだが、岐阜に住んでいる友達曰く「ガッカリスポット」とのこと。意外と写真ほどすごくなくて、行ってみるとそうでもなかったという感想が多いことで有名らしい。真偽を確かめるには行くしかない。ということで車を走らせ行ってきます。
旅館から車で一時間ほど。ぐわんぐわんとうねる山道を突き進み、山奥の池に到着。
名もなき池。通称「モネの池」。湧き水によって形成された自然の池とのこと。睡蓮と色鮮やかな鯉、季節が見せる折々の色の織り成すカラフルさが魅力とのこと。
ふんふん……さて、そんなモネの池が、こちら!!
――うーん。キレイ……かな?泥沼とかと比べたら圧倒的に色鮮やかだし、透明度もなかなか悪くないんだけど……絵画ほど奇麗かと言われると……うん。
まぁ天気もあると思う。この日は曇り空で小雨も降っていたし、雨で底の泥が上がったりしてしまったのだろう。天候条件の悪さがなかったらもう少しよかったかもしれない。
までも、その辺の池より比較的奇麗であることは間違いないかな……流れがないから濁りやすいのに頑張ってる方だと思うよ。
あとは睡蓮が元気だったらもうちょっと違うのかな?初夏の時期に来ると一番よさげかもしれない。
ちなみにこの池、根道神社という神社の境内にある。
この鳥居の右奥に、モネの池があるのだ。ここまで来たら一旦挨拶しておくべきだろう。――ということでお参り。
池を通り過ぎて少し階段を上ると狛犬がお出迎え……してくれたのだが、その狛犬の眼には1年硬貨。
思わず笑ってしまったが、これかなり不敬では……?でも触ったら触ったでなんか怒られそうだなぁ。怖いなぁ。と思ったので写真だけ撮ってそっとしておくことにした。ちなみに反対側の狛犬の眼には10円硬貨が嵌められていた。……もしかして僕が知らないだけでそういう風習ある?
なんの神様が祭られているとかの説明も特になく、土着の神社っぽかった。あとで調べてみた感じ、岐阜県に公式サイトには根道大神と記載されているけど、村の歴史書には「祭神不明」とされているらしい。Wikipediaを信じるならそれなりの歴史があるみたい。
――さて、神様に挨拶もしたことだし帰りますか。
最後に駐車場横の橋から見た川。青く澄んでいて、正直モネの池よりもよっぽど奇麗だった。
おまけ。モネの池の写真をスマホで少し加工してみた。
こうして見ると確かに色鮮やか。なるほどこうやって騙されるんだな。