lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

安倍さんの件から湧き上がる恐怖

安倍さんの件、非常に遺憾だし、センセーショナルかつセンシティブな話題だから、あんま触れない方がいいんだろうけど、非常に怖いなと思ったので覚書として記事にしておこうと思う。

 

犯人の男の動機としては、「安倍さんに個人的な恨みはないけど、統一教会に対しての恨みを訴えたかった」って感じだと思う。間違ってたら申し訳ない。

この意思をマスコミも受け取ったのか、連日統一教会に関しての報道ばかりが行われている。あとは国葬に関しての話題か。

 

僕は、この事態が非常に恐ろしいと思う。国葬の話ではなく、統一教会の話の方ね。

この事件がきっかけで、それまで光の当たらなかった統一教会に対してスポットライトが当てられている。そう、この事件がきっかけなのだ。

ちょっと強い言葉を使うと、殺人という方法で訴えられた主張がマスコミで取り上げられ、問題になっているのだ。

 

これ、あんまり指摘している人がいないなと思うけど、めちゃくちゃ恐ろしいと思う。

だって、安倍さんに個人的恨みがあるわけじゃないだよ。ただ主張するためだけに殺されたんだよ。そしてその主張がしっかり問題になっているんだよ。行為ではなく、主張が問題になっているんだよ。

 

人殺して主張したことが、きちんと問題になるという前例をつくってしまったんだよ。

 

これを真似する人が今後出てこないと言えるだろうか?今の日本でもこの手法が通用すると周知されてしまったのが、過激な思想や後ろ暗い暴露を持っている人間に新しい選択肢を与えたことにならないだろうか?

僕はこれがめちゃくちゃ怖い。

 

もちろん、統一教会の話はとても無視できるような内容ではない。いつかきちんと議題にあげて、解決していくべき問題だ。事件が起こった時点で、この流れは確定していたと言っても過言ではないだろう。でも、そのきっかけが絶望的に悪すぎる。

僕はこの事件が原因で、第2、第3の殺人による主張が現れないことを切に祈る。