僕は今絶賛夏休み。
大学生の夏休みと言えば「飲み」は欠かせないのではなかろうか?
高校時代の友人と7時から飲んで、2人ほど合流して二次会へ。
なんだかんだワイワイ飲んで、僕は終電の時間が迫っていた。
そんな時に誰かが言う
「カラオケ行かん?」
僕は答える。
「始発まで付き合ってくれるなら」
夏休みの大学生たち。それらからそんなセリフが出てきてしまったらもう流れは決まってしまったようなもの。
そのままカラオケオールは確定してしまい、僕は終電をスルーした。
4人でカラオケに向かい、朝までフリータイムで入店。
大抵カラオケ入るとアルコールはいらないかーってなるんだけど、これってみんなはどうなのだろう?カラオケでアルコールあんまり入れないんだよね。
あとは雑談をはさみながら、順番に歌っていくだけ。それを朝まで繰り返すだけ。
まじでそれだけなんだけど盛り上がるし、同年代で行ってるわけだから結構知っている歌も被る。
最初は飲みからの流れだからテンションが高いわけだけど、大体3時を過ぎたくらいからアルコールも抜け、眠気もやってきておとなしくなってくる。
誰かが歌っているのを聞きながら時間が過ぎるのを待ち、自分の番になれば好きなものを歌う。
この時間の使い方は高校生までは未成年だからできないし、社会人だと仕事やらが脳裏に浮かんでいつでもできるわけじゃない。
大学生の、夏休みなんてシチュエーションが起こす現象。よふかしして遊んでいる背徳感と、小学生から友達と遊んできたカラオケが生み出す幼さの記憶。これが混じりあった午前三時はカラオケオールの魅力だと思う。
5時前にカラオケは閉店時間を迎え、自動的に僕らは追い出される。
始発が動くまで30分以上あるので、適当に時間をつぶすことになる。公園のベンチで座って眠気に耐えながらだらだらと話し、じわじわ明るくなる空を眺める。
山並が見えるくらいに明るくなると、電車も動き出す。一晩ともに遊んだ友に別れを告げ、始発電車に乗り込む。
あー、良くないことかもしれないけど、友達と楽しい時間を共有できる夜ってのはいいよね。いくつになってもこの背徳的な楽しみは忘れないでいたいね。