そういえば、これ書いてなかったな。
というわけで過去のトラウマ回。
ある程度ブログを読んでくださっている人ならなんとなく察してるかもだけど、高校の頃に僕は病んでいた。
学校は半不登校で、リスカもしてたし……それでもちゃんと卒業して、大学進学できたのは周りの人間のおかげである。
んで、最初にリスカをやらかしかけたときに、僕は「これもう一人じゃどうにもならんね。周りに頼ろう」と思って母親に心療内科に行きたい旨を伝えた。
そんで高校2年の後半くらいだったかな、初めて心療内科に行ったんだけど、「まぁうつ病ではないけど、ADHDの気がありますね」的な診断を受けて、なんかお薬をもらった。
プラシーボ効果かもしれないけど、それのおかげで僕はある程度きちんと学校に通えたし、リスカもしなくなった。
そんで3か月くらい？通院してたわけだけど、とりあえずお薬もらうために通うみたいな感じになってた。
初回は母親も同伴してたけど、それ以降は僕一人で行ってた。まぁ毎回付き添っても羅う必要ないしね。
そんで、1か月分のお薬もらってきたわけだけど、確か1万円くらいしたはず。「うわぁ高いな」とか思いながら、母親に領収書を渡した記憶がある。
その金額を見た母親はめちゃめちゃ驚いて「薬に10,000円？！」みたいなことをずっと呟き、「生活も大変なのに」「こんな薬に一万円って」みたいな言葉に怒気を帯び始めた。
しまいにはキレて、「そんなにかかる薬が本当に必要か？！」みたいなことを言ってきた。僕はどうしようもなくなって「じゃあもう行かなければいいんでしょ！！わかったよ、そんなに言うならもう薬なんかいらないよ」的なことを言った。すると母親は落ち着いてくれた。
その後にさらにいろいろ悪化したのは言うまでもない。
――この話をすると、みんな優しいから「つらかったね」的な同情をしてくれるのだけど、今考えればつらかったのは母親の方だろう。
確かに我が家はお金にあまり余裕がない。そんな中、数か月とはいえ、毎月一万もよくわからない薬に飛んでいくわけだから、生活を圧迫してただろう。
そりゃ母もそう言いたくもなる。しょうがない。
もちろん、今の僕だからそんなこと言えるだけで、あの時の僕からしたらそれは「もうあなたを助けられない」と宣告されたようなものだった。
最も身近な両親にそう告げられるとほかに誰も頼れない。まぁ失望したんだけど同時に、両親に僕のことを何とかしてあげたいという感情があることも理解していた。
だから、助けたくても助けられない場合があることを僕は理解した。でも、それをわかっていても僕は相手を恨んでしまう。恨むのが怖くて、誰にも頼れなくなった。
今思い出してもつらかったなぁ。あんときの僕。となる。
それでもブログに吐き出せるくらいには整理がついているわけだから時間が解決するという言葉の説得力が増すというものだ。
その後高校時代は悪化したわけだけど、高校を卒業したら僕はケロリと元気になった。
いや、そんなあっさりではないけど……でも回復したのは事実だ。
ま―でもその話は別の話ということで。
