「僕朝起きられないんですよ」
こういうとたいていの場合、
「気合が足りないだけ」
「遅刻しても何とかなると思ってるんでしょ?」
「だらけてるね」
とか言われるわけですよ。
――いやちげーんですよ。
確かに根性で起きられる日もある。まぁだらけて二度寝かましちゃって寝坊するときもあるよ。起きられっけどねー、きついなーって布団でだらだらしてる時もあるよ。
ただね!!起きられん時は起きられんのよ!まず意識がないのよ。目覚まし時計止めてる?それくらい無意識で止めるよ。
たとえ意識があったとしても、思考の余地がないこともしばしば。
普通なら、
みたいなプロセスかもしれないけど
起きる→時間を確認する→寝る
みたいな感じ。自意識の関与する余地がない。
だから一回起きたのは覚えてるけど、そこで起きなきゃって意識も発生しない。
まじでね、寝坊するときはどんなに意思を強く保っても無意味なときもあるのよ。
前日の夜に何度「7時に起きる!!」って念じても、いざ目覚ましを止めた時には、条件反射でまた寝る。
気合と根性で起きれるってのは、それを意識する余裕がある朝だけの話。確かにそういう日もあるけど、そうじゃない日があることをわかってほしい。
以前にADHDの方用の薬を服用していた時期があるんだけど、その時の朝の目覚めの良さがすさまじかった。もちろんそれで寝坊が0になったわけじゃないんだけど、マジで朝起きるのが楽になった。起きようと思えば起きられるようになった。
これが普通なら、気合と根性で起きれるって言っちゃうよな。とも思った。
いちお今の僕は病院で「リズム障害」と診断されているから自分が普通じゃないと認識しているけど、それを認識してなかった過去の僕には、この事実は衝撃的だった。
感じてる朝の辛さが違うなら、誰も僕に共感してくれないわけだ。
(今はADHDの薬飲んでないの?みたいに思われるかもだから言っとくけど、薬が高価すぎて使用を打ち切りました。まぁその話はまた今度)
まぁそんな感じなので、僕は高校3年の時にぎりぎりで卒業したわけだし、今も大学の卒業単位ぎりぎりなわけである。でもね、マジで朝は気合と根性で起きれるとか言ってくるのはやめてほしい。君と僕じゃ朝の辛さが段違いなのよ。っていう愚痴でした。