lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

今更リコリス・リコイル見終わったよ

いやほんと、ツイッターでリコリコの話題が落ち着いてからしばらくたったのというのに、今更ながらリコリコ全話見終わりましたよ。

実家で暇だったからアマプラで一気見。いやぁ、百合とシリアスのバランスが絶妙でいい作品だったねぇ。

 

最近あんまりアニメ見てなくて、最近のだと見てるのBLEACHくらいなんだけど、こんなに涙腺揺さぶられるいいアニメがあるならもうちょっと色々みてみようかな、と思っちまうくらいにはエモエモアニメだった。

こっからネタバレ注意ね。

 

千束とたきなの二人を中心に展開される物語。序盤は人との距離があるたきなを千束が篭絡していく要素が強め。しかしそんなどことなく百合の香りを漂わせる描写と同時にバリバリの銃撃戦。この銃撃戦もたぶんかなりしっかり作られてる。ってか女子高生が銃を使うのはやっぱロマンあるよね。最初にも言ったけどまじでこの二つの要素のバランスが良すぎる。

そんで後半からは千束にデレデレになったたきなが千束の抱える問題の為に奮闘する。でも千束はあくまでも自分の問題として、たきなを遠ざける……

 

ここで僕の個人的に一番好きなシーンをご紹介。

アニメ12話。千束の替えの心臓を持った人物が逃げ去るシーンでの、たきなの台詞。

 

「心臓が逃げる!」

 

このセリフがめちゃくちゃよかった。人が逃げるのではなく、心臓が逃げる。まじで今のたきなにとっては千束が世界の中心であり、それ以外との価値の差が圧倒的であるという心情を示す台詞。

あーはい。大好物です、こういうの。しかもそのたきなと止めるのが千束というのがまだ……信条と大切な人を思う心の衝突が如実に表れている。最高。

 

いやマジ最後もハッピーエンドだったし、ほとんど言うことないわ。いやでもね、ほんとに一つだけ。一つだけ見たかったものがあんだ。一つだけ見れてないものがあるんだ。

 

それは千束が泣き崩れるシーン

全体的に、千束が精神的に強すぎる。どんなシーンでも彼女は強く、自分の芯を曲げない。揺れることはあっても折れない、誰に対しても弱みを披露しない。

それはそれでいいと思う。キャラクターとして素晴らしいと思う。

 

――でもさぁ、やっぱ弱いところも見たいわけよ。ちゃんと千束がたきなを頼るシーンが見たかったのよ。たきなが言われなくても千束のためにってだけじゃなくて、千束から助けを求めて欲しかったのよ。

ミカが千束に本当のことを告げて、泣き崩れるシーンでも、千束は強すぎる。ミカはマジで最高だったが、そのシーンで折れない千束の心が折れて周りを頼ることはないだろう。っていうか今まで柱にしていたものが崩れたシーンなのに、そこで信念が揺らがないのは強すぎるよ。そんなに精神性強いのはもう狂ってるよ。――いや、それはそれでいいかもな。いやでもなぁ……

いや千束には言葉にして、たきなを頼って欲しかったなぁ。まぁそれは僕の性癖だから、「ないから悪い!」ってわけじゃないけど、序盤のたきなと終盤の千束で対比になっているのもよくわかるんだけど……僕の性癖がその絵を見たいと言っているのだ。

 

ちなみに僕のリコリコでの押しは「ミカ」だ。喫茶リコリコのマスターなのだが、僕はこういうイケオジが大好物だ。

千束に事実を告げるシーンで大好きになった。こういういいわき役のおじさんがいる作品はおしなべて名作だ。

ということで、一つだけ不満点はあるけれど、リコリコはマジの名作だ。皆見よう。

 

 

ツイッターもエモいから皆見るんだ。