ある週末、突然大学時代の友人から連絡が入った。
「今研修で東京おるから飲みかない?」
とのお誘いだった。
誘われた日時が日曜の夜で、正直「次の日仕事なのに飲み行くのめんどいなぁ」なんて思っちゃったんだけど、せっかくの機会だしね。このタイミング逃したら次いつ会えるかわかんないし、「行けるで」と返事しておいた。僕のほかにもう一人こっちに就職した友達も来るそう。
大学の頃を思い出すと、ワンチャン終電もあり得るなと覚悟を決めて行くことにした。
――当日。
新卒っぷりを遺憾なく発揮した僕は集合五分前に到着。もう一人も同様に早めに到着していた。二人して店に入ってもう一人を待つ。5分ほどでもう一人もやってきた。仕事終わりのようでスーツ姿だった。土日なのに……
まずはお互いを労うために乾杯!
とりあえずお互いの近況について語り合う。友人たちも僕と同様にまだ研修期間らしく、いろいろ聞くけどわからんことも多いなーって感じだった。
それでも、各々自分の会社の残業情報などはきちんと仕入れていた。研修終わったら9時21時って話と、成果主義だから出世したいなら残業必死という話を聞いた。うちは未だに全く残業の話を聞かないので、かなりホワイト企業なのかもしれない。
っていうか聞いた話ほんとにブラックばっかりだったんだけど……他の同級生たちがどうしてるかって時も、10時まで残業とか、そんな話ばかり。周りが社会に出始めて、ホワイト企業の話を本当に聴かない。……いや、自分ホワイトって主張する人もそうそうおらんやろけど、それでも話す人間ブラックばっか。
「出勤がだりぃよー」なんて愚痴をこぼした日には「定時で帰れるんだからいいだろ」なんて。うちの会社の状況話したら「もう転職しようかなぁ」なんて友人も言っていた。
っていうか話す内容がほぼこれからの社会への愚痴と、未だに大学に残ってしまっている友人たちへの恨みつらみだった。
↑ここで言っている通り、僕の友人はまだ大学にいる奴の方が多い。先に社会人なった組としてそこに文句の一つも言いたくなるだろう。……だって大学時代今より楽やったし。
まぁそれはどうしようもないな!これからお互いガンバロー!みたいな感じで解散。次集まれるのはいつになるかわからんけど、近いうちに出来たらいいね。
そして、今回の飲み会で「うちの会社はかなりホワイト」説が強くなった。も―この会社にしがみついてくしかないね!!!