これは半年前の僕の苦い過去。これからSEになるわけだし、いっちょやってみますかーと勉強し始めて、あと数点足らずに不合格になったのだ。
その時僕はリベンジを誓った。次こそは!!と悔しさをばねにしようとした。
――それから半年。
いよいよリベンジの時期がやってきた。2023年5月。前回の挑戦からちょうど半年ぶり。前回から、僕の環境も、試験自体も大きく変わった。
最も大きいのは午後試験――もといB試験の変更だろう。(2023年度から午前、午後試験ではなく、A,B試験と名称が変わった)
午後試験では、必須回答のセキュリティ、アルゴリズムのほかに、データベース、システム戦略、プログラミング言語のうち二つを解かなければならなかった。
しかしB試験では、選択回答の物がなくなり必須回答の小問が20個になった。
この改正、多くの人は「難易度が下がった」と認識しただろう。僕もその一人である。理由は単純で、学習すべき範囲が減ったから。ってか前回の敗因が学習範囲を網羅できなかったことだからね。
さて、このような変更を知った僕は正直、舐め腐っていた。まぁ、簡単になってるなら余裕やろー!と全くのノー勉。いや、サンプル問題解くくらいはしたけど、なまじそれが合格ラインまで解けた分余裕をかましていた。……でも不安なので前日には過去問たくさん解いたりした。
――そんな舐め腐りで迎えた当日。同日受験予定の友人が遅刻で受けられなかったことを聞き、予定時間の30分前には到着。到着したらすぐに試験を受けることができた。
坦々と解いて約三時間。内容に関しては口外禁止なので何も言えないが……うん、簡単だったと思う。特に午後はサンプル問題よりも簡単だった。
結果としては、
A試験:675点
B試験:835点
A、Bどちらも基準点が600点で、それ以上取れれば基本的に合格なので、問題なく合格しているはずだ。
自分で受けて確信したけど、B試験は間違いなく簡単になっている。楽になったね、やったね。無事リベンジ達成したわけだけど、なーんか別に達成感はない。拮抗した実力の相手だったのに、勝手に相手が弱体化したみたいな……やるせない感じ。
合格したのはうれしいんだけどね……
まぁ?せっかくだし?基本情報余裕だったし?そのうち応用情報(基本情報の一つ上のレベルの資格)も挑戦しちゃおっかな?