lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

甘えた話

注意。今回は思っきしの独白です。

 

唐突だが、人に甘えるという行為は慣れていないと難しい。甘え慣れてる人間じゃないとどういうふうに愛情表現するのが良いのか正解が分からないし、っていうかそういうのに対して恥ずかしさとか、プライドが邪魔して出来ないとか……まぁ要因は色々あるけど、なかなか出来ないものだ。

 

少なくとも僕はそうであった。2人きりでもどうすればいいのか分からないし、「愛されてるのか分からない」とか言われて振られたこともあったっけ。

そんな僕であったけど、今はまぁ何となく、いつの間にか、それができるようになった。抱きついたり、キスしたり、撫でたり……そういうことが自然とできるようになった。

 

ただ、んー……なんというか、それはできるようになっただけだった。僕は人に依存するのが嫌というか、個人に依存してその人が目の前からいなくなるのが怖いから依存しないようにするタイプの人間だ。これはまぁ昔のトラウマがあるのだけど、そのおかげでまぁそういうことやってもワンナイトというか……関係が継続することってあんまりなくて……一時的に寂しさ紛らわすだけの行為だったかな、と思う。

 

基本的に誰とでもそういうことできるけど、積極的にはしないし……まぁ来る者拒まずというか、そんなスタンスだった。

しかしまぁ、じゃあ誰にも依存せず強く生きているのかと言うとそういうこともなく……精神的に依存できそうな人何人か見つけて、そこをローテーションしてる感じ。そういう人とは逆に肉体関係は持たなかった。なんか、精神的、肉体的な寂しさを分けて管理していた。それでまぁなんだかんだうまくいってた。

 

 

--んだけど……やってしまった。

精神的に寄りかかっていた相手とそういうことをしてしまった。甘えた行為をしてしまった。「いいよ」と言われて、何もしないことが出来なかった。

そしたら今まできちっと分けていたモノの境界が曖昧になった。途端に、なんか今まで自己防衛のために誰にも依存しないようにしてたことがどうでもよくなった。

 

結果僕は、あの子に「ごめんね。依存するわ」と告げた。あの子はそれを断らなかった。少し自分が怖かったけど、そこでタガが外れた。

ベッタベタに甘えて、自分の欲求を吐き出した。あの子はそれに応えてくれた。恐らく、これが常識的に恋人に抱くべきものなのだろう。それにしては重すぎる気もして、ふと冷静になるととても気持ち悪いけど。

 

……と、ここまで言っておいて何だが、僕はあの子とそういう関係にはなっていない。表面上は今まで通り、仲のいい友達だ。

その事実が、「結局自分に都合のいい依存相手が欲しかっただけじゃないの?」という自己に対する問を表出させる。もしそうなら僕は悪い男だ。