家がサウナになった話
ここ最近、真夏の日差しでクソ暑い。気温は余裕で35度を超える。部屋にいる時は基本的に冷房必須。エアコンがないとマジで死ぬレベル。
なんの予定もない朝、エアコンがタイマーで止まったことにより、汗だくで目を覚ます。朝から冷房がないと汗が止まらない。
さっさと冷房つけて二度寝しようと、リモコンに手を伸ばしたところでふと思う。
これって実質サウナ、いけるのでは?
うーん……この時の僕は暑さでどこかおかしくなってたんだと思う。めっちゃ汗かいてシャワー浴びて、冷房ガンガンの部屋に入れば、それはもうサウナじゃない?……なんてことを思ってしまった。
引っ越してきて近くに銭湯がなくて、しばらくサウナがご無沙汰だったのも理由かもしれない。僕は整いたくなってしまった。
しかし、今は朝。外も暑いとはいえ昼間ほどでは無い。……ので、まずは昼になるのを待つことにした。ゲームでもしながら、時間が過ぎるのを待つ。もちろんこの間も冷房はつけない。つけたらね、最後の快感が薄れるのよ。じわりと額に汗が滲むけど水を飲んでじっと耐える。
そして午後1時。外の気温も35度を超え、窓を締め切った部屋は蒸し風呂状態。
さて、やるか。僕は押し入れの奥からウィンドブレーカーを取り出し着用する。もちろん上下共にだ。
そして始めたのは筋トレ。いやー、せっかくならめっちゃ汗かきたいやん?さすがにサウナほどの気温では無いから、動かないとね。
ということで自重トレーニングで1時間ほど。もちろん5分に1回は水飲んで熱中症には最新の注意を払う。
結果、汗で水たまりができた。顔から垂れる汗だけで、だ。ウィンドブレーカー着てるからね。中はもう汗だくでビショビショである。
--さて、そろそろいいだろう。僕は部屋のエアコンをガンガンに効かせてから風呂場に行く。
ビショビショ過ぎて着衣泳の後みたいな服を脱いで、熱めのシャワーを流す。しばらくそのままシャワーを浴びずに浴室待機。ここでさらに汗を流す。
1度シャワーを浴びて汗を流してから、シャワーを水に変更。
これで体を冷やすつもりだったが、なんか水がぬるかった。これはめちゃくちゃ誤算。
しかしここまで来たら気にしている余裕はない。そのまま身体も拭かずにクーラーガンガンの部屋へ。
あっっっ〜〜〜!気持ちいい……
横になってクーラーの冷たい風を浴びる。ちょー気持ちー!水がぬるかったのは不満だが、それ以外は実質サウナと言ってもいいだろう。なんか整ってる気がする。
そこでぼーっとしてたら、僕はいつの間にか意識を失っていた。
--ハッと気がついたら、外はもう暗くなっていた。気を失っていたらしい。気持ちよすぎて寝ちゃったか。
いや、ワンチャン熱中症なりかけだったかもしれない。水分補給はちゃんとしてたんだけどなぁ……と思ったところで1ミリも塩分を取っていないことに気がついた。うーん、こりゃ危ねぇわ!
その後廊下拭いたり、服洗濯したり、色々めんどくさかったので、素直にサウナ行った方がいい。
いくら家が暑いからと言って、家でサウナをするのは止めよう。普通に熱中症で危険だから……