原宿にシレッとある神社
原宿と言えば、明治神宮。というか東京の神社と言えば明治神宮というイメージがあるのではなかろうか?
実際僕もそうである。正直明治神宮以外の原宿の神社は知らなかった。
しかし、僕が知らないだけで、明治神宮以外にも神社はきちんと存在する。
友達と原宿の竹下通りで遊んでいる時、ふと気になって横道に入った。特になんか理由があったわけじゃない。本当になんとなく流れで横道に入った。
その横道の先に、その神社はあった。
人通りの異常な竹下通りから1本入れば、落ち着いた清浄な空気が漂う門構え。ここが寺社仏閣と理解するにはそれだけで十分である。
その名も東郷神社。勘の鋭い人ならこの名前で察するかもしれない。
そう、ここは東郷平八郎が死後に神として祀られるようになった神社である。歴史の教科書にも出てくる、日露戦争でロシアのバルチック艦隊を撃滅したあの東郷平八郎である。
置いてあったパンフレットを見るに、
昭和9年に東郷平八郎がお亡くなりになったあと、当時の海軍省に「神社にお祀りしてほしい」との要望が全国各地から届いたことで昭和15年に建立されたそう。
まー良く考えれば福岡の有名な太宰府天満宮だって菅原道真とかいう貴族を祀っているわけだから、明治昭和の時代の人が祀られていてもおかしいことは無い。ただなんか、シレッとあるからビックリするよね。
とりあえず神社と言うならばこれを貰わなければ話にならないだろう。御朱印である。御朱印は4種類あったけど、1番シンプルなやつを選択。
なんか華やかなヤツよりシンプルな方が好きなんだよね。これで来るべき御朱印女子との御朱印カードバトルへの準備がまた1つ進んだね。
本殿にお参りして、周りを少し散策。
ちなみに英雄「大東郷」様は勝利と至誠の神だそう。確かに日露戦争の日本勝利の立役者だもんね。
本殿向かって左手にある「海の宮」
海軍・海事・水産関係者の諸霊を合祀しているそう。
奥に鏡みたいなのが置いてある。あれ神器の鏡とかだったりしないかな?
友人がおみくじ引いたら小吉だった。ちなみに僕は引いていない。
おみくじを結びつけようとしたら蝉がいた。見えるかな?枝の先にいるんだよね。めちゃうるさかった。
お参りを終えて神社を出る。1本道を出ると竹下通り。今迄の静寂が嘘のような騒がしさである。
比較的こじんまりとした神社であるが、都会の騒がしさのすぐ後ろには軍神がいる……というのがシンプルに興味深かった。
次原宿に行く時は、そろそろ明治神宮に行ってみようかな?