まずは気になる写真を一枚。
踏切の先には大きな門。この異質な光景は、僕が東横線の妙蓮寺駅で撮ってきたものである。
妙蓮寺駅はその名の通り、妙蓮寺というお寺の境内にある駅である。そのお寺の門が踏切から見えるのである。なかなか異質な光景である。
実は以前一度妙蓮寺には訪れたこともあり、この異様な景色が強く目に焼き付いている。その時に｢いつか来て御朱印貰おう｣と思っていたのだ。そんで今日、妙蓮寺を通りかかる機会があったので寄り道した……という訳だ。
まぁこのお寺には色々魅力があるのかもしれないが、個人的には踏切から見える光景が1番魅力的だ。非実在感って言うのかな？普通なら一緒に居ることがない光景が同時に視界に映るのは、それだけの良さがあるね。
踏切超えたところには石碑が。そこには妙蓮寺が出来た経緯とかが記されていた。書いてあったことを簡単にまとめると、妙仙寺と蓮光寺というお寺が合体してできたよって感じらしい。
踏切を超えて、もう少し近くから門を撮影。なかなか神社には無いゴツイ門構えだ。なんか厳格な感じするよね。
神社ではないから真ん中を通っちゃダメってのはなかったはずだけどいちお横に避けて通る。なんか怒られるとやだからね。
こちらが本堂。すぐそこの駅の騒がしさとは縁遠い、静寂の流れる穏やかな本堂だ。お香が焚かれた厳かな空間。神社の清浄な空気ともまた違う、重苦しく厳格、しかしその内に清らかな心を持つような空気。やっぱ神社と寺でまた空気も変わるんだなぁ、なんて思った。
とりあえず賽銭箱あるのでお参りしておくか。誰もいない境内で5円玉を投げ込んで2礼2拍手1礼。僕この時に特にお願い事もないので、毎回心の中で挨拶してるんやけど、普通何思うんやろ？他の御朱印巡りしている人にいちど聞いてみたいね。
御朱印が貰えるのは本堂横の社務所。でっかいお椀みたいなのの中に水が溜まっててそこに藻が湧いていた。うわぁきったねぇ、と思ったらメダカいた。あーわざとね。境内にメダカいるとは思わなくて雨水溜まってるだけかと思った。かわいいね。
社務所前にピンポンがあってそれを押して御朱印を注文する感じ。しばらく待っているとピンポンから声がして「中にお入りください」とのこと。
社務所に入ると袈裟の坊主さんが御朱印を持ってきてくれた。お納めは300円。
ーー妙法！！！
ここまでシンプルな御朱印は初めてかも。御朱印自体も八角形でかっこいいね。
本堂の奥には小さな滝があったり、諸行無常を感じるような、都会には似つかない趣だった。
踏切から寺が見える光景はマジで異世界感あって面白いので、それだけでも立ち寄ってみてほしい。
