呪術廻戦 懐玉・玉折の感想
呪術廻戦の2期がやっていてアマプラで見れるらしい。
漫画では渋谷事変のところまで読んでんだけど、アニメでやっているのは五条の過去編だそう。いやー、あそこのエピソードいいんだよね。「五条先生の過去って俺最強してるだけでしょ?」って思ってみたら衝撃的な展開だったりしたんよな。
まぁ暇だし、見て見るか―ってノリで見てきた。まだ呪術1期も見たことないのに。
こっから感想なんだけどさ……なんか過去編って儚さえげつないよね。
なんかさ、基本的に過去編って今の話につながる訳だから、バッドエンドが多いじゃん。NARUTOのカカシ先生や、ワンピースの一味の過去編然り……
呪術廻戦の過去編も例に漏れずバッドエンドである。しかしねぇ……このアニメは見せ方がうまいんだよな……日常パートが丁寧に挟まれたり、夏油君の闇落ちが気持ち悪いほど丁寧に描かれていたり……
この儚さをより強いものにするような描き方をしている。漫画だとそんなにエモさ強くなかったのになぁ。
特に今の五条先生を知っているから学生時代にこんなにちゃんと青春してたんだ……ってなるよね。しかもそれが物語上の現在では、もう失われてしまって二度と戻ってこないものって言うのが……切なさをより強くする。
描写の間にきれいな風景とか、花とか、空とか映すのは、そういうノスタルジーを増幅させるからダメだよ。演出が良すぎる。
あとですね、物語の緩急がえぐいよ。最初の方は明るかったのに、物語が進んでいくうちにどんどん暗くなっていく。五条の明るさが夏油の闇落ちに拍車をかけるような演出。
ニコニコ笑って見れたものが、も一回戻ってみて見るといたたまれない気持ちになってくる。アニメスタッフ……人の心とかないんか?
あとね、強く推していきたいのは音楽。BGMがとてもよろしい。
戦闘BGMにピアノを使うのはオシャレすぎるのよ。BGMが全部かっこよすぎるのよ。これがまた物語の儚さを加速させるのよ。
特に後半の伏黒パパとのバトルシーンがすごい。この辺のBGMマジで鳥肌立つんよね。かっこよすぎる。
やっぱMAPPAということもあり、言うまでもなく映像も完璧。クオリティクソ高。これは言うまでもない。
あとおじさんのような心持の僕にありがたいのは6話で完結すること。通常の深夜アニメの半分の時間で見終わる。その癖に満足度は12話分。
さて、この過去編が終わると、物語はついに山場である『渋谷事変』になるのかな?
推しのラストシーンが描かれるところになるので、そこもぜひアニメで見たいね。