どこにも書いてないことがレビューで飛んできた話
ここしばらく、設計書を書く仕事をしている。新卒として研修を終えて配属された部署での最初の大きめな仕事だ。
色々資料があるから、それらを見て仕様をまとめた設計書をExcelで作る。そんな仕事。
最初はどう書いたものか……と悩んだけど、手をつけてみれば思ったよりもスムーズに筆を進めることが出来た。
まぁ「前に作ったやつがあるからそれを参考にして進めてね」という指示があったので、それに当てはめればある程度問題なく進められた。
10数枚書かなきゃいけなかったんだけど、何とか予定された期日内に終わらせられそうだった。
……がしかし、本日上司との設計書のレビューがあった。ここでエグい量の指摘を受けたおかげで、まず間違いなく修正で期日には間に合わなくなった。
まぁしかし、指摘で穴だらけの設計書書いた僕の責任だろう。…………なんて言うと思いますか?んなわけないんだよな!
というのも、書いてある内容についてはそこまで指摘がなかった。ちょっと文言が違うとか、表現こっちの方がいいとか……そんな程度。
では何を指摘されたのか?それは設計書の書き方である。
「これはそこじゃなくてここに書くべきだね」
みたいな指摘がいっぱいだったのである!
……そんなのは僕の理解が足りないだけだろ?と思う人もいるだろう。しかし僕は「前に作ったやつ」を参考に書いている。つまり、僕独特の適当をやった訳では無いのだ!言われた通りにやったのだ!
しかしほぼ書き直しである!
んえぇ……言われた通りに書いたのに……そりゃまぁ指摘には正当性があって「まぁそっちに書いた方がわかりやすいよな」と納得したけどね。
今回のことで僕が得た教訓は『書いてないことを察すること』
書いてることその通りに書いてもOKは出ないのである。常にプラスアルファを考えて、それが適切な形でできているかを確認しなくてはならない。
ちなみに僕は実はプラスアルファは今回やっているのだ。前回の設計書の倍以上の情報量を設計書に持たせていた。
おかげで内容はそこまで指摘なかったのである。あれが足りないこれが足りないがあまり無かった。
しかしそれを書く場所が適切ではなかった。だが、それはもう少し頭をひねれば、自らでたどり着きそうな指摘だった。少しでも何を求められている業務かを、察しようとすれば理解出来たことではあるだろう。
正直「そんな指摘するなら最初から書いておけ」と思うけど、まー言葉だけじゃ伝えきれない部分ってあるしね。それはある程度受け入れなくてはならないのだろう。
その上で、適切に察することが出来る人が、仕事のできる人なのかもしれない。……なんて思った今日でした。
納得はしたけど、不満は残る。美味しいものでも食べて忘れよ!!!