ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
個人的に、2021年に見た映画で一番面白いのがこれだった。
DC作品の悪党が大活躍するスーサイドくスクワッド。その2作目にあたるのが今作である。……が、正直1作目を見ていなくても十分面白い。というか僕は1作目を見ていないけど2021年で一番面白い映画だったと断言できる。
まぁイカレ具合とグロ要素が結構多いから見る人は選ぶけど、その2点が問題ない人なら大抵の人は楽しめるんじゃないかな？
そんな僕個人的2021年アカデミー賞作品がついにアマゾンプライムで配信された。いやもうそんなん見らないかんやん！
ということで友達を読んでウォッチパーティーしました。いやー、良かったね。改めて見てもめちゃくちゃ面白い映画だったわ。
以下、ネタバレ注意
やっぱ一番衝撃的かつ掴みとしても最高なのが冒頭のシーン。主人公っぽい男が現れたと思ったら全滅？！という衝撃展開。
いやそいつ主人公じゃねぇのかよ！！と破滅的で絶望的なシーンなのにフフッと笑いそうになる。軽快なBGMもそれに拍車をかける。
言い方悪いんだけど、大抵の作品で重いシーンとしてして扱われる「死亡」に関するシーンをこんなにポップに描くのはいい趣味してるよね。ジェームズ・ガン監督の味が出てる。
また、内容的には基本的にシリアスなのに終始コメディ感覚が続くのもいいところ。感動してるのに笑っちゃう、みたいな変な情動にさせてくる。特にハーレイクインとか、彼女のキャラもあって居るだけでコメディ寄りになる。独特の世界観が出てんだよね。っていうか各キャラの味が出てる。創作に置いて基本的なことなんだろうけど、それをここまで追及しているのはすごいね。しかも全キャライカレてるし。
あと個人的にかなり好きなのは「大見得」のシーンが多いこと。
例えばヨトゥンヘイムに乗り込むシーン。キャラが横一列に並んで大見得を切るんだけど、展開的には絶対しない方がいいし、そのキャラの中に敵役も「誰？」ってやつもいるというツッコミ所も残してくれている。しかし全員キメてるからカッコいいシーンとしては成立する。
この絶妙なバランス感覚。これがこの作品を面白くしている要素だと思う。
シリアス、コメディ、かっこいい、ダサいのバランスがうまく取れているからこそ、面白いのだろう。どれか一つに偏ってたらここまで素敵な映像体験にはなっていなかっただろう。
2時間ちょっとあるけど、終始面白いのでイカレたグロ映画要素あるから、それが問題ない人ならだれでも楽しめるはず！！
