B級映画は1人で見ると辛いところがあるけど、友達とワイワイやりながら見るのが楽しい……というわけでもない。
B級でも面白いものもあれば、ほんっとに面白くもないし、何やってるかわからんし、意味も何もないものもある。
そういうB級映画を見た時には、最悪一緒に見た友達との仲が悪くなる可能性もありうる。
「なんであんなもの見せたんだ！くそつまらないじゃないか！時間をどぶに捨てさせられたよ……」
「……なんかごめん」
――冗談抜きにこうなりかねない。なのでB級映画を同時視聴はそれなりにリスクのある行為なのだけど、それをわかっているである友人が「これは絶対に面白いから見よう！」と言ってきた。
その映画はこちら。
シャークネード……そう、サメ映画である。
サメ映画と言えばB級映画の王道であり、その悪名高さたるや……といった感じ。マジでデストイレレベルの最低クラスの映画から名作B級まで玉石混合だと聞いている。
だからこそ初見で同時視聴はリスク高いし、一人の時でもそれらに手を出すかと言われれば「……時間勿体なくね？」と言いかねないジャンル。
ま、でも友人がそこまで自信をもって言うのなら「名作B級」の方なのだろうと思い、アマプラのウォッチパーティーをすることに。
――結論から言おう。
B級の醍醐味詰め合わせの最高パックだった。お粗末な脚本、雑なCG、なんとも言えない演技……しかしそれらはちゃんと「面白い」レベルを超えている。
これがB級の面白いとこだよね！ってシーンでは自然とツッコミが入る。「いやなんでだよ！」ってツッコミができればできるほどB級映画は面白い。
サメのCGは「ちょっと頑張ってる」し、でもトルネードと大雨で空からサメが降ってくる設定はやっぱり無理あるし、セットにかけるお金がないせいで大雨の筈のシーンで路面が渇いていたり……こういうのを求めてたんだよ！！！ってタイプのサメ映画だった。最後も衝撃の展開だしね。
あとB級にしてはそれなりにお金かかっているのかな？と思う。金かけるとこそこじゃないだろ！！ってツッコミはしたくなるけどね。
これはね……人におススメできるタイプのサメ映画だね。同時視聴が楽しいタイプのやつだ。ぜひ家族や友達と見てみて欲しい。絶対楽しめると思うから。
しかし、一作面白かったからと言ってすべてのサメ映画面白いとは限らない。
B級特有の「面白さすら感じない」レベルのサメ映画もあることだろう……なんか面白いという前評判があれば見てみようかな？と思う。
あ、ちなみに僕のおススメB級映画は「セミマゲドン」です。あれもB級の醍醐味が詰まった映画。
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