今日は何の予定もない休日。こういう日はね、アマプラで適当なアニメや映画でも見ながら過ごすのがいいわけですね、というわけで本日選んだのはこちら!!
これです。マトリックス
先月新作も公開された往年の名作だよね。色んな人から「面白かった」という感想を聞くんだけど、なんだかんだタイミングが合わなくて見れなかった作品。
以下、ネタバレ。
ってか、今さらネタバレに配慮する必要あるんやろか……いや、これは儀式みたいなものですからね。
まったく前情報ない状態で見たんだけど、最初は全然意味わからんかった。モーフィアスって誰やねん?なんやあのハンターみたいな黒服!へそから変なの入っていったー!!キモイー!!って言いながら見てた。
意味わからないまま突き進んでいくのを、主人公のネオと同じような心境で見れたと思う。ただ、視聴者である僕と主人公であるネオの感じたことの違いは、今のところ1つ。予想外の出来事が起こる予感があったかどうか、だ。
そして有名なシーンへ。赤いピルと青いピル。片方は日常に戻り、もう片方は真実を知る。なんかすごい暗示的なシーンだよね。多くの人が無意識に青いピルを選んでしまっているのだろうね。
そして知る世界の真実。
今までの世界は仮想世界で、本当の人類は機械に支配されていた……!!おもったよりガッツリSFだねぇ。人間と電池として扱う機械って……今のSFでも定番のテーマだねぇ。
ただ、面白いのは人間電池のための仮想現実――マトリックスの性質がより細かに定まっていること。おかげで話に説得力が出るよね。
でもまだ違和感があるのは主人公のネオが「救世主」と呼ばれていること。主人公自身も納得いってないみたい。うーん、僕からしてもそんな感じ。何か特別な人だとは思えないけど、モーフィアスやヒロインのトリニティは彼が救世主だと信じている模様。
そんな中、ネオは預言者と呼ばれる人から預言も貰いに行くことに。
「花瓶のことはきにしないで」
預言者である老婆がネオにそう話しかけた直後、ネオの肘がぶつかって花瓶が倒れる。
さぁ、ここで気になったのは「話しかけられたから花瓶を倒したのか、最初から花瓶は倒れる予定だったのか」
これは物語の重要ポイントなのかな?なんておもった。
ネオは預言者から「あなたは救世主ではない。モーフィアスかあなたが死ぬ」という予言を与えられる。
でも、さっきのことを考えると、そう話すことで主人公が救世主に目覚めるのでは?それも分かっていて預言者はそう言ったのでは?なんて邪推してしまう。
この後仲間の裏切りでモーフィアスが敵に捕らえられ、ネオは彼を助けるかどうかの選択を迫られる。
この時預言のことを思い出してネオはモーフィアスを助けに行くのだけど、この行動が重要だったのかな、なんて。
最終的にはネオはトリニティとともにモーフィアスを助け出すことに成功し、ついでに救世主として覚醒する。
この辺は「世界を救う」みたいな大仰な目的ではなく、「モーフィアスを助ける」というクローズアップした目的のおかげで感情移入して楽しめたと思う。
そして一度ネオは死に、愛の力により救世主として復活。
ここは宗教感が強くてほんとにSF?なんて思ってしまった。
までも面白かったから何でもよし!!
これからを感じさせる終わり方をしたけど、これならまぁ続編出るやろなて感じ。
――いやぁ、最初は意味わからんくて「何見せされてんだっけ」ってなったけど、それが段々と納得に変わり面白くなってくるのがよかったね。終盤は緊迫感もすごくてよかったです。うん、見てよかった。