「マーダーミステリーやらん?」
友達にそう誘われたのは確かひと月くらい前のことだったと思う。
マーダーミステリー……名前は聞いたことあるけどあまり詳しくは知らない。TRPGプラスミステリ要素ってイメージを勝手に持ってるけど、どうなんだろうか?
まぁ前々から面白そうで1度やってみたいなー、とは思っていたので二つ返事でOK。「またやる時呼んで〜」と言っておいた。
ちなみにここでGM(ゲームマスター)をやりたがっている友達から言われたのは「シナリオとかあんまり見ないでね」との事。内容がミステリーで推理要素が多いから、シナリオ見ちゃうとネタバレになって面白さがなくなってしまうとのこと。
なるほど、それなら何も調べない方がいいな!ということで全く何も検索せずにひと月が経った。なので僕は今回マジの知識ゼロで参戦だ。
--当日。
集まったのはGM含め6人。つまりプレイヤーが5人。TRPGだとちょい多めの人数だけど、いい感じのシナリオがあるのだろうか?
そんで今回のシナリオは「狂気山脈」というシナリオだそう。予め決められた山脈調査隊一員になりきり山の謎を解き明かそう!!!みたいなシナリオだった。
最初は「そもそも謎ってなんやねん?」みたいな気分だったけど、シナリオが進む事に段々とそのヒントが出てくるようになる。
もちろん僕はネタバレ絶対許さないマンなのでここで内容について語ることはない。ただまぁ正直……めちゃくちゃ面白かった!!!
推理要素はほぼ全員的外れも甚だしい状態だったけど、結果として正解引いてたり、ロールプレイで誰が疑わしいとか入れ替わったりして、TRPGの要素もありながら、謎解き要素がしっかりある、かなり歯ごたえのあるゲームだった。
ただまぁ、これは楽しい部分がかなりミステリに依存しているのもあって絶対ネタバレ厳禁ですね。
終わった後の感想としては、謎解きがマージで全然できなかったですね……これくらいなら言っても問題ないと思うけど、クトゥルフの要素がある。なのですべてを真っ当に考えると絶対に推理はうまくいかないし、かといってなんでも人外のせいというわけでもない。謎解きとクトゥルフ要素の塩梅がものっすごい丁度よくて、推理一つも当たらんかった。
けど、ネタばらしを聞くと納得できるのよね。それがクトゥルフと謎解きの塩梅がいいからこそなんだと思う。
ちなみにこの「狂気山脈」というのは3部作だそう。まだ2回分も遊べるのか!!
――ということでまた来月同じメンバーで2部目をプレイします。今から楽しみだね。