lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

自己批判が他人を遠ざける

ネット知り合う人間には、いわゆるメンヘラな人が一定数いる。VRChatというネット上の人間と軽率に遊べるゲームを初めてもうすぐ3年。これだけ長い間インターネットの波間にいると、そういう人とも結構仲良くなる。

 

ただ、大体そういう人との縁は長くは続かない。いつの間にか垢消ししたり、僕に絡んでこなくなったりする。だいたいポジティブな理由ではなさそうだけど、その理由を話してくれることはまず無い。

大抵の場合、追いかけて行ってこっちからめちゃくちゃかまってようやく教えてくれる。ただそれってかなり労力がかかるし、それでもいなくなる人ばっかりなので、僕は段々追いかけるのをやめるようになった。「来るもの拒まず、去る者追わず」である。

自己保身と感情優先の人に1から10まで付き合ってたらこっちが病むからね。僕も自己保身をする必要があるので。

 

そんなスタイルなので、なんか病んで居なくなったネットの友人が何人かいる。けど、そうやって縁が切れたと思った相手でも、ある日フラッと戻ってくることもある。どういう感情で戻ってくるのか知らないけど、たいがい拒む理由もないので依然と変わらない態度を心がけて歓迎する。

 

あの人もそんな人のうちの一人だった。

悪い人ではないんだけど、自己批判と被害妄想が強い人で「誰もそんなことおもってないのになぁ」って皆が思うような自己批判ばかりをしていたことを覚えている。会いに来たくせに「自分はここに居ちゃいけないんだ」とか言い出して去っていく。……えぇ、どうすりゃええねん……って人。

印象は強めだったからしっかり覚えているし、自己批判が酷いとこ以外は面白くていい人だった。段々と顔を出さなくなり、ツイッターのアカウントも消えていた。

まぁいつものことか、少し残念だな……とか思ったのが一年ほど前。

 

――そんでつい最近。

その人が久しぶりに僕に会いに来た。あっ、会いに来たと言ってもVRChat内での話ね。

名前が依然と変わっていて最初は誰かわからなったけど、アバターをみてピンときた。

久しぶりだねー元気してた?って感じで話を振って、いろいろ話をした。

話した感じ元気そうだったし、特に不穏な感じもしなかったので久しぶりに話せたのが素直に嬉しかった。

 

けれども……人間ってのはそんなすぐには変わらないみたいで……僕が会話の選択肢を間違えたのか、段々と自己批判が始まった。一度始まったら収まらず、被害妄想の自己批判はどんどん加速していく。

「そんなことない」と根拠とともに言っても、聞く耳を持たない。仕舞には「ここに来た私が悪いんだ」って言って去っていった。

 

 

――あー……非常に残念。

また楽しくおしゃべりできるかな、と思っていたのに。

きっと僕と会って居ない間にも、酷い自己批判で他人を遠ざけてきたのだろう。むしろ昔より悪化しているかもしれない……

その自己批判を何とかしようと思うほど僕は聖人じゃないので、また来てくれるのを待つことしかできない。

 

でも、また来たとしても同じように自己批判して去っていくのだろうか?

過ぎた自己批判は他人を遠ざけてしまう。本人が近づきたいと思っていても、その心の自己否定が邪魔をする。まるで一人でヤマアラシのジレンマやってるみたいで、それを思うと少し心が痛んだ。