lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

お年玉をあげる側

 

正月三賀日。その三日目に家族で父方の祖父母の家に挨拶に行った。

そこには父の妹家族も来る。そこは三人兄弟で末っ子が今高校生なのだけど……

 

「お前そういえば(従兄弟)ちゃんにお年玉あげるのか?」

 

家を出る前に父にそう言われた。

あー……そやねぇ。僕も社会人だしもうあげる側よねぇ。まぁ折角だしあげますか!

そう思い立ちポチ袋に3000円を詰める。僕が高校生の時は1万円貰ってた記憶だけど……1万はさすがに包めねぇよ、許せ。

 

父には「無理しなくていいんだぞ」と言われたけどこういうのは1種の儀式だからね。っていうか社会人になったらやってみたかったのよ、お年玉をあげるという行為。

 

というわけで3000円入ったポチ袋を隠し持って祖父母宅へ。

昼過ぎに到着。新年の挨拶を済ませコタツに潜る。父の妹家族が来るのは恐らく夕方。それまではのんびりする。

 

と言っても正月休みに飽き始めていた頃だったので、持ってきたノートPCで自分のサイトを更新してた。祖父母宅にはネットが繋がっていないのでスマホテザリングでネット接続。

祖母が興味深そうにPCについて尋ねてきたのを覚えている。っていうか3回も同じこと聞かれているので、忘れる方が難しい。

認知症また悪化しているな、と少し悲しくなった。

 

夕方になって妹家族が到着。着いて早速夕飯の時間である。お節と出前の寿司をズラリと並べる。相変わらず豪華絢爛、荘厳で年賀に相応しい食卓だ。

まずは新年の挨拶と乾杯。大人はビールが定番なのだけど、僕はビール飲めないのでハイボール。今年になっておめるようになったのだ、乾杯。

 

そしていよいよお年玉渡しタイム。両親が渡すのと同じタイミングで「まぁ今年から僕も社会人なのでね」と言いつつ手渡す。中身みて金額にガッカリするかもしれないけど許してくれ。

大学3年の妹から「え?兄やん私のは?ねぇ私のは?」とせがまれたがお前には絶対やらん。お前にやるくらいなら従兄弟に倍額包むわ。

 

去年まではこれを楽しみに祖父母宅に来ていた自分があげる側になっている。

去年の僕は

「ちゃんと大学卒業して、就職して、来年の正月にはお年玉をあげられる普通の大人になれるといいな、と思います。」

って言ってたけど、無事お年玉あげられる普通の大人になれていると思う。