これはとある佐賀の田舎である。何にもないように見える田舎道。この先にとあるお店がある。
それは豆腐の食べ放題。……いや、これだと少し語弊がある。湯葉と豆腐の専門店の食べ放題だ。
「梅の花」という湯葉と豆腐の専門店があり、そこが経営する食べ放題がこの佐賀の田舎にあるのだ。
なーんかそそられない人も多いかもしれないが、昔から母に連れられたまに食べにくる僕にとってはごちそうである。ここの豆腐はマジで豆腐の概念を変えてくるのだ。ほんと美味しいからね。
こちらがその食べ放題「ほたる」である。
平日に行ったのにすでに満員で15分くらい待つことになった。車がないと来れないような佐賀の田舎なのに待ちとは……その人気ぶりがうかがえる。
山の中にひっそりとある建物。確かこの近くに豆腐の工場があって、おまけでやってるお店だったはず。
古臭さある看板。なんかいたるところにあった。太田胃散とかもあったけど、何が目的なのだろうか……？
名前を呼ばれて入店。
席に荷物を置いて、行くぜ！バイキング！！
こじんまりとした古民家の一角がバイキングコーナーとなっており、様々な豆腐料理が並んでいる。
そんで僕がとってきたのがこちら。
左上から湯葉、湯葉、田楽、カキフライ、てんぷら、木の芽味噌、揚げ豆腐、湯葉南蛮、なんかの揚げ物
ご飯は混ぜご飯にとろろをたっぷりと。
いやぁ、どれもうまそうだねぇ。いただきます！！
どれも実際美味しいんだけど、特に美味しいのは湯葉と田楽。
湯葉は舌触りよく、とろけるようだが歯ごたえがある。湯の葉というだけあり薄く、絹のハンカチのような輝き。
田楽はもちもち触感。とろっと舌をなでるような触感と揚げた感じ。これに木の芽みそをつけて食べるのが絶品。木の芽が何なのかよくわかってないが、この香りと味噌がマジでよい。このおいしさを表現するには僕の語彙力が足りないわ……
豆腐ハンバーグ、角煮、豆腐しゅうまい等を追加して2周目。湯葉は最初は特製たれをかけて食べたのだけど、今回はわさび醬油を選択。湯葉自体に味があるわけじゃないから、いろいろかけて楽しむのが大事。
あとは嶺岡豆腐の杏仁豆腐。普通の杏仁よりも濃厚で、僕はこっちのほうが好き。これが豆腐？ってなるくらいには濃厚な舌触り。これだけでも食べにくる価値があるね。
しかしね……もっと食えるかと思ってたんだけど、豆腐って意外と腹に溜まるのかね？この段階でかなりおなか一杯。
どんなにおいしくても満腹なると美味しさが薄れるからね。とりすぎ注意かもしれん。
ちゃんととった分は全部食べてごちそうさまでした。一人2200円だけどその元は全然取れている気がする。これでも値上げしたらしいが、だいぶ安いのでは？
佐賀の奥地にあるので、行くのは大変かもしれないけどその価値は十分あり。田楽はマジで豆腐の常識変わるからね。
