lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

数年ぶりのヨルシカラジオ聞いてました

 

僕はヨルシカというアーティストが好きなのだけど、その中身については今まであまり調べてこなかった。n-buns さんduosさんはこんな人で〜みたいな各個人のキャラクター性というか……そういうとこにはあまり興味がなかった。

ただ彼らから創造される歌と詩、メロディーが好きなのであって、それを僕は享受していただけだった。それを享受するのに各個人のアイデンティティとか思考はなくても問題はない。だからあんまり触れてこなかった。

 

数年ぶりにやるというヨルシカラジオを聞いたのも、偶々である。仕事終わり、料理のお供になんか流すかとYouTube を開いたらあったから。マジでそれ以上の理由はない。なんとなくの聞き流しとしてそれを開いた。

数年ぶりということは知らなかったし、そもそもそんなのがやっていたということも知らなかった。

 

ただ、僕は聴いていて魅入られた。あんな詩を創作する人は、こんな風に世界を見ているのか。いや、それとは関係なく、n-bunaさんという個人の思考に魅入られたのかもしれない。

どこか人が感じないところに幸福を感じているような、足りていないことに満足しているような、そのくせ全てに理由をつけて満遍なく自らを語るような……そんな人のように感じられた。

 

僕はそういう人間が好きである。僕が一番人間として好きな人はそういう属性のある人だった。音楽とか関係なく、「この人面白いな」とそう思った。いや、そんな人から紡がれる音楽だからこそ、僕はここまで好きでい続けられるのだろう。

 

特に印象に残っているのはヒナゲシの話。

ある時道に咲いているヒナゲシを見て、それが虞美人草と呼ばれていることや古事成語など、知識として集約されていた知識が頭の中を駆け巡ったそう。そうして知識だったものが現実として目の前にあること、そんな風に繋がったことを「人生の幸せ」と言っていた。

僕は他にそんなことを言う人を知らないし、僕は知識は世界を見るための道具だと思っているから、新しい世界が見えることに喜びは感じても、そこに喜びは感じない。

 

そういう、思考の違いが明確に出る人間の話は聴いていて面白い。そこに僕は魅入られたのだろう。さらに興味深いのはn-bubaさんとsuisさんでも大きく違うことだ。故に自分との違いを感じない人でも、2人の違いを感じれられるから面白く感じるのかな?なんて思った。

 

とにかく僕は今回、偶々ラジオを聴いたことで彼らの音楽だけでなく、彼ら自身に興味が出た。4月のライブは申し込む気なかったけど、やっぱ申し込んでみようかな。当たるかどうかはまた別だけど。

 

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